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世界TTチャンピオンのローハン・デニスがリタイヤした本当の理由

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https://twitter.com/Bahrain_Merida
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ツール・ド・フランス第12ステージの残り80キロ地点で、突然リタイヤした2018世界タイムトライヤルチャンピオンのローハン・デニス。

当初、リタイヤした理由がチーム関係者でさえ、わからなかった。

 

ようやく、世界選手権タイムトライアルを前にして、リタイヤしたローハン・デニスの理由らしきものがわかってきた。

 

ローハン・デニスが得意のタイムトライヤル前にリタイヤした理由とは?

 

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ローハン・デニスが声明を出したが

2019ツール・ド・フランス第12ステージ。

世界タイムトライアルチャンピオン、ローハン・デニスがフィードゾーンでリタイヤした。

それから彼は消えた。

ステージの途中で、チームは次のように声明を発表。

理由がわかるまで発表しない。それまでの間、レース中盤のライダーをサポートし続ける。」

 

2、3時間後にデニスがチームバスに戻った。その後、2番目の声明は彼が「しぶしぶ」レースを去る決断をしたとチームがツイート。

 

そして、

ローハンデニスはバーレーン・メリダ経由で声明を発表した。

 

明日の個人タイムトライアルは、明らかに私とチームにとって大きな目標だったが、現在の気持ちを考えると、今日早めにリタイヤするのが正しい決断だったのです。

私のチームメイトが残りのレースでベストを尽くしてくれることを願っています。ブリュッセル以来、自宅でも路上でも私を応援してくれたすべてのツール・ド・フランスのファンに感謝します。

これからの季節に、この素晴らしいレースに戻って参戦することを願っています。」

これでも、理由は全くわからない。

 

バーレーン – メリダのスポーツディレクターGorazd Štangeljは

今シーズン彼には何の問題もなかった。彼は特別な人です。 様々なチャンピオンがいる。彼は何事に関しても100%を追求する。だが、同時に100パーセントすべての人を幸せにすることは困難なのです。」

これが大体言い当てているとも言える。彼は完璧を求めてしまい妥協というものは存在しないのだ。

 

タイムトライヤル機器の不満から完璧が崩れる

それでは、何が問題だったのか?
 
https://translate.googleusercontent.com/translate_c?depth=1&hl=ja&rurl=translate.google.com&sl=auto&sp=nmt4&tl=ja&u=https://road.cc/content/feature/264181-rohan-denniss-merida-time-warp-tt-time-trial-bike-youre-not-going-see-tour-de&xid=25657,15700023,15700186,15700191,15700256,15700259,15700262,15700265&usg=ALkJrhgWcTLOBAXeGzySU2XYBobfnjbgIg

 

ローハン・デニスは、彼のタイムトライアルバイクに対して、シーズンを通して満足していないという問題があった。

このタイムトライヤルバイクで、ローハン・デニスはツール・ド・スイスのタイムトライヤルで勝利を勝ち取っている。

それにもかかわらず、ツールからの報告はデニスのタイムトライアル機器のある面が問題であったことを示唆しているように思われる。

 

ローハン・デニスは以前、

欲求不満が高まったときに深呼吸をして10まで数えようとし、それでもうまくいかない場合は100まで数えよう!

私はショートヒューズがあることが知られています。」

と彼は2015年に語っていたことがある 。

 

私は少しOCDです。 私はすべてのものに完璧であることを求めてしまう。物事がうまくいかないときに、私は抑えられなくなります。」

と彼は語っている。

 

 強迫性障害OCD:Obsessive Compulsive Disorderの略)とは

自分の意思に反して、不合理な考えやイメージが頭に繰り返し浮かんできて、それを振り払おうと同じ行動を繰り返してしまう病気。
症状としては、抑えようとしても抑えられない強迫観念と、それによる不安を打ち消すために無意味な行為を繰り返す強迫行為があります。

引用 無意味な行為が止められない

 

彼は、いつも順番に物事が進むのが好きだった。本当に正しいか、組織化されているか。

おそらく、タイムトライアルで期待されていることで、さらに緊張感は高まったのだろう。

 

 

25歳の頃インタビューで語っている。

高校生だった頃、怒りを表現する方法がなかったという。

サイクリングは私がその怒りを逃がす方法であると思います……私の芸術はサイクリングです。

と語っている。

 

わずかな、機器の不満が彼をここまで追い込んだのだろう。完璧でなければならないという気持ちが爆発してしまったのだ。

完璧主義は本人の性格であり、妥協が出来ない限り解決出来ない問題かもしれない。

ツール・ド・スイスで見せた、山岳でも走れるローハン・デニスをまた見てみたいが、その前にチームと和解することが必要だ。

ただ、これは大きな問題かもしれない。彼が考えている以上に。

 

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