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本日の第15ステージ ピレネー2日目のコースプロフィールマップ

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昨夜のピレネー2日目の山岳トゥールマレーは見事な激闘だった。

なんと、ゲラント・トーマスが遅れるとは~。Team INEOSは、いつもは最後までいるはずの最強のアシスト、ミハウ・クフィアトコフスキもいない。

ワウト・プールスもちぎれていく。

最後のティボー・ピノのアタックについていけたはジュリアン・アラフィリップだけ。

フランス人がワン・ツー・フニッシュを決めるなんて。誰が想像していただろう。

今夜のピレネー2日目の山岳でも最後に大きく動くかもしれない。

 

第15ステージ  リムー〜フォワ・プラットダルビ  185㎞

第15ステージ photo A.S.O

4つの登りで、獲得標高は4,700m。

総合勢は、最後の1級山岳プラットダルビまで生き残らなければならない。次の日は休養日なので全開で仕掛けてくる選手もいるかもしれない。

 

モンセギュール

Limouxをスタートし、なだらかに登っていく。

最初の、2級山岳モンセギュール峠(登坂距離 6.8 km、平均勾配6%)を目指す。間違いなく、激しいアタック合戦で逃げを作っていくだろう。

93.5キロ走行したTarascon-sur-Ariègeで、中間スプリントポイントがある。前日のようにサガンがスプリントポイントを狙って前に出てくるはずだ。

 

 

さすがに、サガンは今日も逃げに乗るだけの足があるのかは微妙だろうけど。

 

ポール・ド・レール

中間スプリントポイントを過ぎると、次は1級山岳。高さ1,517 mのポール・ド・レール(登坂距離11.4km、平均勾配7%)に到達する。

約16キロメートルの降下の後、再び登りだす。

 

ミュール・ド・ペギュエール

3つ目の山。1級山岳ミュール・ド・ペギュエール(登坂距離 9.3 km、平均勾配7.9%)。

ここでは、8・5・2秒のボーナスタイムが設定されている。山岳賞ジャージを着るティム・ウェレンス(Lotto Soudal)がここでも狙ってくるだろう。

 

 

ミュール(壁)という名前の通り、頂上手前3kmの平均勾配は12%オーバー。最大勾配18%区間も登場する。

逃げを送り込んで、後から来る総合選手とドッキングしていく作戦を取るチームもあるかもしれない。

調子の良くない総合選手はここで遅れてしまう可能性もある。下りで追いつかないといけない展開となると無駄に足を使ってしまいそうだ。

 

プラットダルビ

ブラットダルビ photo ASO

1級山岳ミュール・ド・ペギュエールを25キロ下って、最後は、1級山岳プラットダルビ(登坂距離11.8㎞、平均勾配6.9%)で勝負を決する。

すでに、集団は小さく有力な総合勢だけが生き残っていくはずだ。

決着がつくのは、最後のゴール手前かもしれない。調子の良いワレン・バルギルやティボー・ピノ当たりがアタックしてくれると、また面白い展開となりそう。

 

コースの歴史

ルイスレオン・サンチェス  photo:Makoto Ayano

2012年に、忘れられないシーンが2級山岳モンセギュール峠で起った。

何者かが、路上に画鋲を巻いていたのだ。これにより、多くのライダーがパンクしてしまう。

犠牲者の中で最も著名だったのは、元ディフェンディングチャンピオンのカデル・エバンス。

カデル・エバンスは10分以内にタイヤを3回交換しなければならず、その間に2分のタイムロス。集団には無事に復帰出来てはいる。

このような事件のないように望みたい。

このステージを越えると、次は休養日だ。総合で遅れてしまった選手はアタックを仕掛けてくるだろう。

そして、ここで遅れなければ、またしばらくはジュリアン・アラフィリップがマイヨジョーヌを着ることになる。

どちらにしても、今夜もまた面白いステージとなりそうだ。

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