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不公平感から復讐を望んだティボー・ピノ

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Image by Wendy Corniquet from Pixabay
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2019ツール・ド・フランス第14ステージでは、ティボー・ピノがトゥールマレーを制した。

しかし、ティボー・ピノは、第10ステージの横風分断でタイムを失っていたのだ。

 

ティボー・ピノは、タイムを失ったことの不公平感から、トゥールマレーで復讐ために勝ちたかったという。

 

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復讐の走り

Photo: Yuzuru SUNADA

横風で遅れたことは、ティボー・ピノにとって大きな打撃だった。彼の夢を粉々に砕いたと言っている。

何と言っても、この第10ステージだけで1分40秒ものタイムロスをしてしまったのだから。

これにより、総合3位から総合11位の2分33秒遅れとなってしまったのだ。

 

「私は月曜日から解雇された気分だった。タイムロスをしたのは不公平だった。復讐を強く望んでいた

本当にイライラしていたが、私は自信を持っているチームに囲まれている。

ステージに勝つことなしに、このツールを終えることはできないと思っていた」

と彼は語っている。 

 

もし、仮に第10ステージで遅れてなかったら
ピノは、第13ステージの個人タイムトライヤルでも好走を見せて、総合7位まであがっていた。
この時点で、トップのアラフィリップまで、3分22秒差。
そして、第14ステージの勝利によりボーナスタイムも獲得し、総合6位の3分11秒差まで盛り返してきた。
もし、仮に第10ステージで遅れてなかったら、ティボー・ピノは1分32秒遅れの総合第2位になっていたはずだ。
ティボー・ピノが嘆くもの無理はない。

 

パリの表彰台を目指す

2015ツール・ド・フランスStage20
photo:Tim de Waele

ティボー・ピノの最後のツール・ド・フランスの勝利は、2015年にさかのぼる。
第20ステージのラルプデュエズで独走勝利をあげた。
2017年には、ジロ・デ・イタリア第20ステージで優勝。総合4位となっている。
だが、昨年のジロ・デ・イタリアでは最終日に肺炎のためにリタイヤ。
第19ステージまでは総合3位だったのだから、ピノの落胆は大きかっただろう。

それだけに、今年のツール・ド・フランスにかけるピノの思いは強かった。

 

 

「次の目的はパリでの表彰台です。私はそれを念頭に置いており、たとえ1:40が重石になったとしても私はそれが可能であることを知っています。

私には8日間があり、それを達成するために全力を尽くすつもりです」

とティボー・ピノは語っている。

1分40秒というタイムロスが最後にどのように効いてくるのかわからない。

だが、これもレースだ。運と実力がなくては勝利すること出来ないのだ。

 

2019 ツール・ド・フランス 第14ステージ ハイライト

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