Team Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴーは、UAE Team Emirates XRGのタデイ・ポガチャルにならってショートクランクを使用。
その長さは150mmと極端に短いものだった。
ヨナス・ヴィンゲゴーは、これまで172.5mmのクランクを使用しており、一気に22.5mmも短くなっている。
このメリットについて、ヨハン・ブリュイネルがスペンサー・マーティンとポットキャスト「The Move」で語っている。
150mのクランクのメリットとは
Visma brought so many new innovations to Algarve… 🧐
1. Vingegaard using a trimmed visor compared to Van Aert.
2. Riders using a Tymewear breathing sensor to measure rate and tidal volume.*
3. And mainly Jonas Vingegaard was spotted riding 150mm SRAM Rival cranks!
1/3 pic.twitter.com/xHHpDScYuP
— Lukáš Ronald Lukács (@lucasaganronald) February 24, 2025
Team Visma | Lease a Bikeのヨナス・ヴィンゲゴーは、4つの技術革新をヴォルタ・アン・アルガルヴェで披露していた。
- トリムバイバーのTTヘルメット
- Tymewear 呼吸センサーを使用して、呼吸速度と潮汐量を測定
- 150mm SRAM Rival クランク
- ヨナス・ヴィンゲゴーは新型サドルを使用
この中でも、ヨナス・ヴィンゲゴーの150mmクランクは驚愕の事実だ。
ヨナス・ヴィンゲゴーはすでに優秀なタイムトライアリストだが、無敵のタデイ・ポガチャルに対しては、細部までが重要で、クランクの長さも大幅に短くしている。
スペンサー・マーティンはポッドキャスト “The Move “で以下ように切り出す。
ヨナス・ヴィンゲゴーのクランク… タデイ・ポガチャルは165ミリと極端に短いクランクで2024年シーズンを走った。
ヴィンゲゴーは少し長めのクランクを使っていたと思うが、彼に合わせる代わりに150ミリのクランクに切り替えた。これを聞いてどう思った？ 私の意見では、小さすぎると思うのだけど。
明らかにこれはポルトガルで初めてテストされたものではない。冬の間のプロジェクトであり、チームはそれがうまく機能することをすでに知っていたんだ。
彼はタイムトライアルで優勝し、総合でも優勝した。 オフシーズンに、Team Visma | Lease a BikeがSRAMと150の超ショートクランクに取り組んでいるという話を聞いたんだ。
ワオ、150って本当に短いね』って言ったんだ。 昔は172.5や175だった。 背の低いライダーは170クランクを使っていた…。
165mmのポガチャルは、革命とは言わないけど、普通じゃなかった。 でも、150は我々が使っていた最も短いクランクより2センチも短いんだ。
ロードステージではそのようなことはなかったが、タイムトライヤルでは、ジョアン・アルメイダとプリモシュ・ログリッチが苦戦する中、このディテールがヨナス・ヴィンゲゴーのステージ優勝と総合優勝に貢献したようだ。
なぜこのような変更がなされたのだろうか?
タイムトライアルバイクの場合、よりエアロを効かせることができ、膝や上肢の位置が高くならないため、前かがみになることができる。
パワーは落ちるのか？
私の考えではそうだが、どうやらそうではないようだ。
科学的には短いクランクを使ってもパワーでの差はないと言われている。これまでタデイ・ポガチャルはヨナス・ヴィンゲゴーよりも非常に高いケイデンスを誇っていた。
ヨナス・ヴィンゲゴーがタデイ・ポガチャルに並ぶには同じように高いケイデンスを保つことも重要だ。これを実現するのが短いクランクという訳だ。
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