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北のクラシック ヘント~ウェヴェルヘムを制したライダーは誰だ?

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Image by Thomas B. from Pixabay
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10月開催となったヘント~ウェヴェルヘム。

パリ~ルーベが中止なったことで、残るクラシックはヘント~ウェヴェルヘムとロンド・ファン・フラーンデレンの二つとなってしまった。

昨年の優勝は、アレクサンダー・クリストフ。注目は、今シーズン絶好調のワウト・ファンアールトとマチュー・ファンデルプールの戦い。

Sunwebのエースである、ティッシュ・べノートはスタートしていない。

 

北のクラシックを制するのは誰だろうか?

 

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Ypres › Wevelgem (232.5k)

コースマップ

今年のヘント~ウェヴェルヘムは昨年よりも距離が短縮。232.5kmで争われる。コースマップではわかりにくいが10か所以上のセクターと呼ばれる石畳の登りが出てくるのは例年通り。

 

KMPOINT
136Scherpenberg
140Vidaigneberg
141Baneberg(バネベルグ)
146Monteberg(モンテベルグ)
149Kemmelberg(ケンメルベルグ)
178Monteberg(モンテベルグ)
180Kemmelberg(ケンメルベルグ)
188Scherpenberg
192Vidaigneberg
194Baneberg(バネベルグ)
198Kemmelberg(ケンメルベルグ)

集団が割れる、ケンメルベルグの登りは3度も出てくる。

 

逃げは7名

photo cycling today ストリーミングより 以下同様

逃げにはマーク・カヴェンディシュも入っている。今回エースナンバーをつけているのだが、逃げに乗っては最後まで残ることはできない。

 

集団は、マチュー・ファンデルプールのためにAlpecin-Fenixが先頭を引く。残り80kmで1分30秒とタイム差は決して与えない。

 

マーク・カヴェンディシュは、かなり積極的に先頭交代に加わっている。来シーズンの契約も決まってないので、目立っておきたいところ。

 

残り75kmで3人が落車。ルイ・オリベイラが道路真ん中にあった、アスファルトの裂け目にタイヤを取られてしまう。

  • ダニエル・オス OSS Daniel (BORA – hansgrohe)
  • ルイ・オリベイラ OLIVEIRA Rui (UAE-Team Emirates)
  • ルーク・ロウ ROWE Luke (INEOS Grenadiers)

ダニエル・オスは道路の草むらまで落ちてしまう。

 

ラスト71kmで、トレックのライアン・ミューラン(Mullen Ryan)はカーブで落車。雨が上がったがまだ路面が湿っている。

 

マチュー・ファンデルプールがアタック!   だが、マッテオ・トレンティンがすぐにチェック。

この動きで先頭集団を一気に捕まえてしまう。

 

 
 
 
 
 
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先頭集団からはアタックの応酬が繰り返される。アルベルト・ベッティオール(EF PRO cycling)のアタックから逃げ集団が出来る。

 

先頭集団は9人。ラスト75kmで落車していたルーク・ロウも逃げに入っている。マッテオ・トレンティンにシュテファン・キュング、マッズ・ピーダスンなとエースも含まれる強力なメンバー。

 
127VERMEERSCH Florian
235GOUGEARD Alexis
371TRENTIN Matteo
497VANMARCKE Sep
5101KÜNG Stefan
6126TEUNISSEN Mike
7166ROWE Luke
8181PEDERSEN Mads
9207VERMEERSCH Gianni

 

集団もケンメルベルグの登りにはいる。ワウト・ファンアールトのアタックにマチュー・ファンデルプールがくらいつく。

 

第2集団の先頭をワウト・ファンアールトがガンガンに引いていく。タイム差は30秒を切ってきた。

後ろから、イヴ・ランパールトも単独で追いついてくる。

112ASGREEN Kasper(Deceuninck – Quick Step)
214LAMPAERT Yves(Deceuninck – Quick Step)
315SÉNÉCHAL Florian(Deceuninck – Quick Step)
423DEGENKOLB John
552TEUNS Dylan
691BETTIOL Alberto
7121VAN AERT Wout
8201VAN DER POEL Mathieu

 

ラスト34kmのKemmelberg(ケンメルベルグ)でワウト・ファンアールトとマチュー・ファンデルプールが一気に前に追いつく。

 

ラスト33kmで、シュテファン・キュングがアタックをかけて前に出る。後ろは強力な16人で追っているので、泳がされている感じか。

 

イヴ・ランパールトはチェーンにオイルを注油して貰っている。さすがに、雨と泥でオイルが流れ出てしまったか?

 

シュテファン・キュングは捕まり先頭集団は14人となる。

112ASGREEN Kasper
214LAMPAERT Yves
315SÉNÉCHAL Florian
423DEGENKOLB John
527VERMEERSCH Florian
635GOUGEARD Alexis
752TEUNS Dylan
871TRENTIN Matteo
991BETTIOL Alberto
1097VANMARCKE Sep
11121VAN AERT Wout
12126TEUNISSEN Mike
13166ROWE Luke
14181PEDERSEN Mads
15201VAN DER POEL Mathieu
16207VERMEERSCH Gianni

 

アルベルト・ベッティオール(EF PRO cycling)のアタックで5人が切れる。残り13キロなので全員で回して逃げ切りを図る。

 

後ろはすでに50秒以上離した。これはスプリント勝負となりそうだ。

 

まずは、アルベルト・ベッティオール(EF PRO cycling)が揺さぶりをかける。

 

次にワウト・ファンアールトがアタック。だが、マチュー・ファンデルプールがチェックに入る。

 

ラスト1.6kmで、アルベルト・ベッティオールがアタックをかけると、ワウト・ファンアールトが追いかけようとしたのだが、誰も交代しない。

 

3人が完全に抜け出す形となる。後ろはお見合い。特にマチュー・ファンデルプールとワウト・ファンアールトはお互いをマークして動けない。

 

ここで、マッズ・ピーダスンが追走をかけ前に追いつく。ここでも後ろは静観。レースは決まってしまう。

 

追いついてしまうと、スプリント力のあるマッズ・ピーダスンにかなう相手はいなかった。結局、ワウト・ファンアールトとマチュー・ファンデルプールは集団最後尾でゴール。

二人は、最後にスプリントすることもなくレースを終えてしまうという結果に終わった。

 

こちらはラスト1.5kmからのゴールシーン

 

こちらはレースハイライト

 

レースリザルト

RnkRiderTeamUCIPntTime
1 Pedersen MadsTrek – Segafredo5002255:19:20
2 Sénéchal FlorianDeceuninck – Quick Step400150,,
3 Trentin MatteoCCC Team325110,,
4 Bettiol AlbertoEF Pro Cycling275900:01
5 Küng StefanGroupama – FDJ225800:03
6 Degenkolb JohnLotto Soudal175700:04
7 Lampaert YvesDeceuninck – Quick Step15060,,
8van Aert WoutTeam Jumbo-Visma125500:07
9van der Poel MathieuAlpecin-Fenix100460:08
10 Teuns DylanBahrain – McLaren85421:40

 

 

 

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