星3つがついていた難しい二つのステージが終わり、ようやくスプリンターが活躍するステージとなる。

ただ、ゴー手前に登りがあるので、残れたスプリンターでの戦いとなるかもしれない。

 

第3ステージ  ノバラ～フォッサーノ 166km

 

スタートはノバラから。ミラノとトリノの間にある。獲得標高は831mと平坦。フォッサーノのゴールに向かう。

 

 

ゴール手前に、1.8kmで4.2%の登りがある。スプリントを嫌うパンチャーが抜け出す可能性は高い。

スプリンターチームが頑張れば、集団スプリントとなる。

 

1. 4級山岳　Lu (3.4 km à 3.8%)
2. スプリントポイント　Masio (Abbazia)
3. スプリントポイント　Montegrosso d’Asti
4. スプリントポイント　Cherasco

 

スタート

第3ステージスタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　タデイ・ポガチャル　UAE Team Emirates
• ポイント賞　フィリッポ・フィオレッリ　VF Group – Bardiani CSF – Faizanè
• 山岳賞　ダニエル・マルティネス　BORA-hansgrohe
• 新人賞　シアン・エイテブルックス　Team Visma | Lease a Bike

 

第2ステージで落車したTeam Jayco AlUlaのエディ・ダンバーは、右膝蓋骨の裏を負傷しており第3ステージをスタートしない。

 

タデイ・ポガチャルは、ヘルメットもサングラスもピンクに。Colnagoはピンクのカスタムバイクを作り出しているのかな。

 

Lidl – Trekのジョナサン・ミランのコメント

この最初のスプリントの機会を楽しみにしている。 スプリントになることを願っている…難しい2日間を過ごしたが、準備はできている。自信はあるし、強力なチームを信頼できる。

ここ二日は主に生き残り、脚をできるだけ温存することが重要だった。

その努力から完全に回復したのだろうか？

もちろんそうではないが、私たちはグルペットのエネルギーをできるだけ節約しようとした。気分がいい。ステージもそれほど長くないので、それもメリットだ。

 

Team Visma | Lease a Bikeのオラフ・コーイのコメント

昨日の転倒の影響は?

もちろん、転ぶのは決して良いことではない。擦り傷はそれほどひどくなかったが、膝を強打してしまった。少し硬い感じがする。膝に少し痛みを感じながら起きた。擦り傷はそれほどひどくなく、何も壊していないが、自転車に乗ると膝を使う。それは決して良いことではない。

ジロでビッグツアーにデビューし、今日初めて成功のチャンスを得ますね。

これを楽しみにしていた。我々には強力なトレーニングがあり、転倒までは確かに良い感触を持っていた。今もそうなることを願っている。紫のセーターも買おうかな？

今日は主にステージ優勝に焦点を当てる。毎日良い結果を残せば、自動的にそのランキングにランクインすることになる。

 

Soudal – Quick Stepのティム・メルリエのコメント

戻ってくるには素晴らしい場所だ。なぜ人々が私を絶対的な最有力候補と見なしているのか理解できたか？　シーズンのスタートを考えると、その通りだが、もちろん他にも候補者はいる。いずれにせよ、自分の役割を果たせるよう努力していきたいと思う。

 

新人賞ジャージのシアン・エイテブルックスは、タデイ・ポガチャルと談笑しながらニュートラルスタートに。

 

ニュートラルスタート。しかし、誰も出ない。この2日で疲れたので今日は休憩だ。

 

集団はAlpecin-Deceuninckのジミー・ヤンセンスとLidl – Trekのジャスパー・ストゥイヴェンが引いている。

 

Team Jayco AlUlaのカレブ・ユアンは、ジロでもステージ5勝している。6勝目は今回のジロであるだろうか。

カレブ・ユアンのコメント

シーズンの始まりは、順調なスタートだった。確かにそれほど悪くはなかったが、まずは自分をグループに戻す必要があった。 今は再びとても良い気分になっているので、ステージ優勝を目指して戦えることを願っている。

今日の仕上がりは間違いなく私に合っているはずだ。スプリンターの中には、最後の登りの頂上ですでに少し疲れている人もいるかもしれない。難しい決勝戦だが、間違いなくスプリントにつながるだろう。

 

Team dsm-firmenich PostNLのファビオ・ヤコブセンのコメント

スプリンターなら、いつかはジロに乗ってみたいと思うだろう。これは象徴的なレースであり、何人かのライダー仲間によれば、最も美しいグランツールだという。

ここ数年は春のレースに多く乗っていたが、ジロはそれに近づきすぎている。今年はそれを少し減らして、5月に向けてしっかり準備できるようにした。

 

初日のマリアローザのヨナタン・ナルバエスは、Intermarché – Wantyのビニヤム・ギルマイと話している。

 

Arkéa – B&B Hotelsのイエンセ・ビエルマンスは、ルート・アデリ・ド・ヴィトレで今シーズンの初勝利をあげている。Arkéa – B&B Hotelsのエースナンバーだ。

 

ようやく動きが出てきたか。

 

4級山岳を前に少しペースが上がる。

 

二人が前にでた。

1. リリアン・カルメージャヌ　Intermarché – Wanty
2. ダヴィデ・バッレリーニ　Astana Qazaqstan Team

 

二人は少し打ち合わせ。誰も追ってこない。

 

4級山岳　Lu (3.4 km à 3.8%)

ここは4級山岳なので、リリアン・カルメージャヌが先着するはず。

 

二人はしゃべりながら上がっている。逃げ切れるステージではない。

 

狭い。二人が並んで走るのがやっとだ。

 

二人がポイントを通過。

1. リリアン・カルメージャヌ　Intermarché – Wanty　3ポイント
2. ダヴィデ・バッレリーニ　Astana Qazaqstan Team　2ポイント
3. ジャスパー・ストゥイヴェン　Lidl – Trek　1ポイント

 

リリアン・カルメージャヌは、ここで離脱。山岳ポイントを追加すれば良いだけだった。

 

ダヴィデ・バッレリーニは、マックス・カンターのリードアウトではなかったのだろうか。

 

ダヴィデ・バッレリーニは、逃げる気はないみたいで、ゆっくりと補給食を口にしている。

 

ダヴィデ・バッレリーニは、もう足を止めている。時折後ろを振り向いて、はやく追いついてほしいと思っている。とにかく、今日は休憩の日だ。

 

ダヴィデ・バッレリーニは、止まりそう。遅さ競争になっている。

 

ようやく集団が追いつく。

 

何故か、ロマン・バルデが先頭に。今日はファビオ・ヤコブセンのアシストだ。

 

ナイロ・キンタナは、調子があがらないままジロにきたが、やはり総合では大きく遅れている。

 

スプリントポイント　Masio (Abbazia)

スプリントに向けてペースがあがる。

 

カーデン・グローブスが早がけしたが、ジョナサン・ミランに抜かれる。

 

ポイント賞ジャージのフィリッポ・フィオレッリがアタック。

 

だが、フィリッポ・フィオレッリは逃がしてもらえない。

 

捕まったフィリッポ・フィオレッリがまたアタック。

 

しかし、これも逃がしてもらえない。

 

スプリントポイント前で、差がついており前のグループが1分23秒もリードを奪っている。ジョナサン・ミランも先頭にいるけど、逃げる気なのかな。

 

先頭の最後尾のフィリッポ・フィオレッリは、スポークが折れたのかホイールが振れている。

 

だが、ここでバイク交換すると集団に追い付かれてしまう。シマノカーが来たけど、このままいくようだ。

 

集団は1分20秒遅れており、Bahrain Victorious、Team Polti Kometa、Movistar Teamが引いている。

 

先頭は26人。ジョナサン・ミラン、オラフ・コーイ、カーデン・グローブス、アルベルト・ダイネーゼ、ティム・メルリエ、カレブ・ユアン、ビニヤム・ギルマイと優勝候補が乗っている。

 

スプリントポイント　Montegrosso d’Asti

ここもジョナサン・ミランがトップ通過。

1. ジョナサン・ミラン　Lidl – Trek　12ポイント
2. ティム・メルリエ　Soudal – Quick Step　8ポイント
3. カーデン・グローブス　Alpecin-Deceuninck　6ポイント
4. ダニー・ファンポッペル　BORA-hansgrohe　5ポイント
5. アルベルト・ダイネーゼ　Q36.5 Pro Cycling Team　4ポイント
6. オラフ・コーイ　Team Visma | Lease a Bike　3ポイント
7. ビニヤム・ギルマイ　Intermarché – Wanty　2ポイント
8. カレブ・ユアン　Team Jayco AlUla　1ポイント

 

フィリッポ・フィオレッリは、ようやくバイク交換。

 

すぐに前を追う。少し登っている。

 

バイクにボトルがついなく、サポートを呼んでいる。

 

フィリッポ・フィオレッリは追いついた。

 

残り64.1kmで52秒差に。

 

あまりの追走のスピードのために、集団は分割されている。

 

集団を引く3チームは変わらない。残り55.5kmで27秒まで迫る。シアン・エイテブルックスがいる第3集団は先頭から55秒遅れている。

 

先頭が割れた。

 

集団も22秒差と迫っている。

 

集団はようやく第3集団が追いつきそうだ。

 

先頭も残り43.7kmで捕まった。

 

残り34.3km。集団は55km/hと猛烈なペースで進んでいる。

 

スプリントポイント　Cherasco

スプリントポイントに向かって登っていく。

 

ポイントに向けてタデイ・ポガチャルとベン・スウィフトがスパート。

 

ここはベン・スウィフトが獲得。

1. ベン・スウィフト　 INEOS Grenadiers　3秒
2. タデイ・ポガチャル　UAE Team Emirates　　2秒
3. ゲラント・トーマス　 INEOS Grenadiers　1秒

 

UAE Team Emiratesのドメン・ノヴァクがバイク交換。

 

残り16.3km。雨が降ってきた。ゴール地点は雨がかなり降っており、危険との情報が。

 

EF Education-EasyPostのステファン・デボッドが路肩に落ちそうになる。

 

集団後方では、レインジャケットを着るライダーも出てくる。

 

ティム・メルリエのために、ジュリアン・アラフリップ、ヨセフ・チェルニーが先頭に上がってくる。

 

残り10kmのゲートを通過。

 

猛烈なスピードで下っている。落車がないように願いたい。

 

残り6.5km。 INEOS Grenadiersのトビアス・フォスが先頭を引く。

 

残り4.2km。

 

残り3.6km。 INEOS Grenadiersのテイメン・アレンスマンが先頭。

 

タデイ・ポガチャルは3番手。ジョナサン・ミランも前にいる。

 

残り3kmでEF Education-EasyPostのミッケルフレーリク・ホノレがアタック。

 

すぐにタデイ・ポガチャルが反応。

 

後ろからゲラント・トーマスが飛んできた。

 

残り2.6km。スプリンターステージなのに総合の1位、2位が動くとは～。

 

残り2.5km。3人が抜け出した。

1. タデイ・ポガチャル　UAE Team Emirates
2. ゲラント・トーマス　 INEOS Grenadiers
3. ミッケルフレーリク・ホノレ　EF Education-EasyPost

 

残り2.3km。ゲラント・トーマスも先頭に。

 

残り2.1km。タデイ・ポガチャルは逃げ切るつもりだ。

 

残り1.8kmでミッケルフレーリク・ホノレが切れてしまう。

 

残り1.3km。各チームのアシストが追い込む。

 

残り1.0km。タデイ・ポガチャルは先頭交代を促す。ゲラント・トーマスは、後ろを確認して逃げれないと思っている。

 

残り900m。集団が迫る。

 

残り700m。タデイ・ポガチャルはあきらめない。

 

タデイ・ポガチャルは、最後まであきらめない。

 

ゲラント・トーマスは、足をとめた。

 

タデイ・ポガチャルが抜かれる。

 

先頭はTeam dsm-firmenich PostNLのトビアス・ルンド・アンドレセンだ。ターキー最強のスプリンターで、3勝をあげた。後ろは、Tudor Pro Cycling Teamのアルベルト・ダイネーゼ。

 

トビアス・ルンド・アンドレセンにティム・メルリエがならぶ。

 

ティム・メルリエが先頭にたった。

 

ビニヤム・ギルマイがフェンス際から追い込む。トビアス・ルンド・アンドレセンも粘っている。

 

ティム・メルリエが速い。

 

ゴール手前で、ジョナサン・ミランも反対側からハンドルを投げる。

 

だが、ティム・メルリエがわずかに速い!

 

ティム・メルリエが、ジロ・デ・イタリアの最初のスプリンターステージを制した。2021ジロ・デ・イタリア第2ステージに続いて、ジロ2勝目だ。これで今シーズンの8勝目となっている。

 

2位はジョナサン・ミラン。3位にはビニヤム・ギルマイが入っている。

 

リザルト

ティム・メルリエのコメント

大きな逃げの中に入ってましたね。

ルーク・ランペルティと僕しかいなかったから、あまりいい状況じゃなかった。他のチームはもっと大勢いたので、ペースを落とそうとした。それが正しい選択だった。

決勝では、最後の登りでコースがハードになった。登りで少し順位を上げたかったが、ベルト・ファンレルベルフがほんの少し待ってくれた。でもその後、プロトンではチームの数人と一緒になり、また戻ってくることができた。

最後はスリップストリームに乗れなかった。風が強すぎて、ゴールまで300mのところでスプリントを始めなければならなかった。ジョナサン・ミランは左から、僕は右からスタートした。その瞬間、2位か1位になることはわかっていた。幸運にも私が勝った。今までで一番タフな勝利だった。

 

 

2位Lidl – Trekのジョナサン・ミラン

 

第3ステージ　リザルト

総合

タデイ・ポガチャルのコメント

自分からアタックしたのではなく、ミッケルフレーリク・ホノレの後輪についていっただけだ。いい状況だった。走り続けようとしたけど、ゴールまで行けるとは思っていなかった。でも、G（ゲラント・トーマス）がスピンしていたのは良かった。あれには驚いたよ。

結局、最後のストレートで最後に捕まってしまいましたね。

頑張ったけど、400mはまだ遠かった。脚は良かったし、このような地形は私に合っていた。アタックは若い頃を思い出させてくれた。そうやって友達とレースをしたんだ。あのレースは僕に合っているんだ。

 

ポイント賞

山岳賞

新人賞