ブエルタ第2週の週末第1弾。土曜日の第8ステージでは、またもAlpecin-Deceuninckのジェイ・ヴァインが逃げ集団からの抜け出しで2勝目を獲得。
最後の1級山岳コリャウ・ファンクワーヤの走りは圧巻だった。ただ、Stravaのデータを見ると最速は、リーダーグループを牽引したレムコ・エヴェネプール。
ジェイ・ヴァインが上回りKOMを連発する走りを見せている。最後は1分20秒差まで迫ったのだから当然か。
Quick-Step Alpha Vinyl Teamは、ジュリアン・アラフィリップ、ルイス・フェルファーク、イラン・ファンワイルダーと山岳でレムコをリード。完璧なアシストを見せた。
リチャル・カラパス INEOS Grenadiers
リチャル・カラパスは、第6ステージに続いて第8ステージでも、残り4kmで脱落。これでリチャル・カラパスのチームでの立場は完全に決まった。
まあ、最初に逃げに乗ろうとしていた時点でエースではないことは分かったのだけど。
最終的にリチャル・カラパスは、5分10秒遅れのステージ39位。総合では、25位に脱落。総合で6分46秒遅れており、完全に脱落。
これにより、チームでは山岳アシスト、そして後半のステージでの逃げ切り勝利を狙うことになるだろう。
ただ、INEOS Grenadiersは総合4位にカルロス・ロドリゲス、総合5位にテイオ・ゲイガンハートがいる。自由に逃げることもかなわないかもしれない。
ウィルコ・ケルデルマン BORA – hansgrohe
ウィルコ・ケルデルマンは、残り3.5kmで集団から脱落。ゴールでは4分53秒遅れのステージ37位。
総合12位の1分55秒遅れから、総合20位5分28秒に脱落した。チームでは、ジェイ・ヒンドレーがステージ16位、2分16秒遅れでゴールしている。
セルジオ・イギータは総合14位。BORA – hansgroheは最もタイムの良いジェイ・ヒンドレーがエースとしてアシストされることになる。
ウィルコ・ケルデルマンは移籍となるが、山岳アシストの道が待っているだろう。
パヴェル・シヴァコフ INEOS Grenadiers
直前のブエルタ・ア・ブルゴスで総合優勝。ただ、最終第5ステージでもチームメイトのカルロス・ロドリゲスに完全に最後までアシストして貰っていた。
パヴェル・シヴァコフもレムコ・エヴェネプールのペースアップについていけず、ステージ3分24秒遅れのステージ24位に沈んだ。
これで総合6位から3分31秒遅れの総合12位に後退。チームを任されるのは、21歳のカルロス・ロドリゲスと2020ジロ王者のテイオ・ゲイガンハートとなる。
将来の総合候補と言われながら、中々目の出ないパヴェル・シヴァコフ。このままでは優秀な山岳アシストとして終わることになってしまうかもしれない。
ここからのブエルタはアシストとして、ブエルタ・ア・ブルゴスでアシストしてくれた二人に恩返しの時だ。
ブエルタ第2週の最終日も厳しい登りが待っている。遅れずに総合争いに各チームのエースはとどまらないといけない。
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