6月15日、クリテリウム・デュ・ドーフィネ第8ステージがTeam Picnic PostNLのロマン・バルデの最終レースとなる。
第6ステージに続いて、第7ステージもロマン・バルデは逃げに入った。第7ステージでは、ロマン・バルデのあとを継ぐかもしれないポール・セイシャスに抜かれていく。
ロマン・バルデの最後の逃げだったかもしれない。
この瞬間を逃さない
Belle image de Romain Bardet qui donne son bidon… à son fils, présent sur le bord de la route. L’Auvergnat vit une dernière en famille, son père étant présent à l’arrivée.
Dans le groupe maillot jaune, Bruno Armirail vient rouler pour Paul Seixas. #Dauphiné pic.twitter.com/5XjgAOaxcy
— Le Gruppetto (@LeGruppetto) June 14, 2025
最後から2番目の登り、超級山岳クロワ・ド・フェール峠で総合勢の集団が迫ってきたが、ロマン・バルデは頂上からの下りで単独アタック。
上記の画像はロマン・バルデが、スプリントポイント前のサン=ジャン=ド=モーリエンヌで、息子にボトルを投げている場面だ。
ロマン・バルデが、一人で逃げ続けることを決めた理由について、ゴール後のインタビューで答えている。

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット
下りで、アタックをかけたのが、勇気だったのかどうかはわからない。 むしろ必死の思い付きだったと思う。
でも、楽しむことができたら、その瞬間をとらえなければならない。 レースの先頭に立つということは、今週だけでなく、長年にわたって受けてきた皆さんの愛情に対して、みんなに感謝の気持ちを表す方法でもあった。
サン=ジャン=ド=モーリエンヌを先頭で通過できたことは、私にとって大きな意味があった。2015年にツール・ド・フランスで初めてステージ優勝した場所だったからだ。
今の自分のレベルでは、このドーフィネでこれ以上のことはできなかっただろう。
でも、全力を出し切ったことは良かった。 表彰台に上がるためにレースをしたことは一度もない。表彰台は個人的な目標だ。
いずれにせよ、今日達成したことには満足だし、月曜日の朝も良い気分で走れるだろう。
ロマン・バルデは、月曜日にはすでにプロロード選手ではなくなっている。それでも走り続けるには意味がある。
この後、グラベルレーサーに転身し、いくつかのワールドカップ・レースでベストを尽くし、2025年にニースで開催されるワールドカップでも良い結果を残したいと思っているからだ。
さあ、最後となるクリテリウム・デュ・ドーフィネ第8ステージで、ロマン・バルデはどう走るのだろうか。チームのためにアシストをするような気がする。
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