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Total Direct Energieがジロ・デ・イタリアのワイルドカードを拒否

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Photo Team Total Direct Energie instagram
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せっかく2019年コンチネンタルプロチームランキングで1位となったTotal Direct Energieがジロ・デ・イタリアのワイルドカード出場辞退を発表した。

ジロ・デ・イタリアの主催者からは、ワイルドカードの出場を辞退をしてくれないかと要請はされていた。

だが、獲得ポイントが大きくメディアの注目も高い、ジロ・デ・イタリアの出場をしないとは思ってもいなかったので驚きですね。

Total Direct Energieがジロのワイルドカード出場を辞退した理由とは?

 

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Team Total Direct EnergieはGiroに行かない

ジロ・デ・イタリアのレースオーガナイザーは、より多くのイタリアチームを出場させるためにTotal Direct Energieにワイルドカード出場の辞退するように求めた。

Total Direct Energieは 、UCIによって導入された新しいルールである2019年のプロフェッショナルコンチネンタルランキングでトップになった為、2020年のすべてのワールドツアーイベントに参加する権利を獲得していた。

ただ、コフィディスがワールドツアーに昇格したため、ジロ・デ・イタリアには2つのワイルドカードスポットしか残ってない。

 

 

こうなると、イタリアのブロコンチネンタルチームの3チーム全てをワイルドカードで招待することが出来なくなる。

イタリアのプロコンチネンタルチーム
  • Androni Giocattoli – Sidermec
  • Bardiani – CSF 
  • Neri Sottoli – Selle Italia – KTM 

 

そのため、ジロのレースディレクターは、Total Direct EnergieのGMジャン=ルネ・ベルノードーに連絡し、ツアーへの招待を拒否するよう依頼したのだ。

Total Direct Energieは公式サイトで

2020年のカレンダーに関するすべての憶測を終わらせるために、今年Giroに参加しないことを正式に発表します。

サイトの発表では、2020年にはUCIワールドツアーカレンダーの全てのイベントに出場することが出来るが、24名のメンバーではレースを選択せざるを得ないと述べている。

Total Direct Energieのサイトでは、現在22名が2020年のメンバーとして発表されているが更に採用してもあと2人しかメンバーは増えないことになる。

さすがに、24名では全てのワールドツアーレースに出場は出来ないのが現状であり、採用計画も遅れたためにチーム変更の時間もなかったと言うのが理由のようだ。

ジロに無理やり出来ると、その前後にあるレースに人数が足りなくなってしまう。

チームは、ジロ・デ・イタリアの開催中には、フランス国内のレースに集中する予定だ。

 

Nippo-Vini-Fantiniがかわいそう

こうなってくると、Nippo-Vini-Fantiniが消滅するのがとても残念に思う。

 

ワイルドカードの減少により、ジロに出れないという理由でイタリアプロコンチネタルチームはなくなる。ワイルドカード招待を辞退するチームが現れることなど考えもしなかっただろう。

もっと、残念なのはチーム消滅によって初山翔が引退すること。辞退するチームがいたなら来年もワイルドカードで出場出来ていたかもしれないのに。

 

先の事はわからないので、今さら仕方がないが自転車界の未来を考えると裾野が減るというのは避けなければならない問題なのではないのだろうか?

UCIは、もっと将来のことを考えてのルール変更をして貰わないといけないと思う。

今回、Total Direct Energieが辞退して、イタリアのプロコンチネンタルチームが出場出来るようになることはイタリア自転車界にとっても、チームスポンサーにとっても良いことだ。

だが、ワイルドカードの減少を招くルール変更などなければ、何も問題はなかったのだから、デメリットも考慮して貰いたい。

裾野を減らすよりも、増やす努力をするべきだ。

 

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