しばらく前から決まっていたことだが、トーン・アールツが2月中旬からDeschacht-Hens-Maesに所属することが正式に決まった。
トーン・アールツは、2年間の出場停止期間を経て、ようやくトンネルの先に光が見えてきたことになる。
2月17日からレース復帰
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Deschacht-Hens-Maesは、ダーン・ソエテやコルネ・ファンケッセルが所属している。チームはトップ選手であるトーン・アールツの加入で上昇気流に乗りたい所だ。
トーン・アールツは、2022年1月19日の自宅での競技会外チェック中に、レトロゾール代謝物が見つかっている。出場停止処分の期間は、2022年2月16日から2024年2月15日までの2年間。あまりにも長かった。
UCIも言っているけれど、競技力を増すほどの効力はなく、意図して摂取したドーピングではないと認めている。そのため、通常4年間から2年間に削減されている。
トーン・アールツの陣営からは、フランスのフラマンヴィルでは乳製品を取らないようにと警告が出されていた。
シャリ・ボスイト(Canyon//SRAM Racing)も、同じ地区でレースしてレトロゾール代謝物が見つかり、出場停止処分となっている。
ただ、乳製品に入っていたという仮説も酪農農家にとっては迷惑な話だ。もう2年もたったので、今更何をいっても時間は戻ってこないし。
トーン・アールツは自身のInstagramで予定と抱負を述べている。
「プロとして成長するためのステップを踏んできた若くて野心的なチーム、Deschacht-Hens-Maesでキャリアの新たな章をスタートできることをとても嬉しく思っている。シクロクロスの世界に再び身を投じ、過去を水に流すには理想的な環境だ。」
トーン・アールツは、2月17日のExaxt Cross セントニクラスで、復帰する。トップレベルの力を維持出来ているのかはわからない。
ただ、今シーズンのシクロクロスレースは終わってしまう。本格的な復帰は来シーズンとなりそうだ。
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