Israel – Premier Techから改名したNSN Cycling Teamがツール・ド・フランスの出場メンバーを発表。
さすがにチーム名変更してからは、レースでの妨害とかデモで邪魔されることもない。メンバー構成は、ビニヤム・ギルマイのスプリント勝利のためのメンバーとなる。
NSN Cycling Team
We’re already making our mark on the streets of Barcelona 🖼️ @tjakestewart took us around @weare_nsn’s home city to reveal our roster for the @LeTour!
🇪🇸 🇫🇷 #TDF2026 #WeAreNSN | @weare_nsn pic.twitter.com/4tpcqSr1dx
— NSN Cycling Team (@NSNCyclingTeam) June 25, 2026
ビニヤム・ギルマイ
ジェイク・スチュワート
ルイス・アスキー
クリスツ・ニーランズ
マルコ・フリゴ
マティス・ルーヴェル
ジョージ・ベネット
トム・ファンアスブロック
ビニヤム・ギルマイ
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ビニヤム・ギルマイはエリトリアの首都、標高2,300mの高地で生まれた。標高が高いということは、体内に赤血球が多く、筋肉内の酸素輸送が最適であることを意味するため、自然なメリットがある。
コロンビアのライダーと同じような環境で走っているわけだ。ギルマイは、85を超えるVO2maxを持っている。
人工600万人のエリトリアではサイクリングが最も人気のあるスポーツ。大工である父親は息子たちにサイクリングを行わせた。
すると、ビニアムはすぐに最も才能があることがわかった。エリトリアでは次々とレースに勝った。そこでUCIから国際トレーニングセンターでトレーニングをするように招待をうける。
毎月100スイスフラン(約2万円)のポケットマネーを受け取った。ギルマイはそれで十分だったと。
2018年ジュニアとして、アフリカ選手権の3つの分野で優勝。8月にベルギーに渡る。
そこで、ジュニア時代から無敵を誇っていたレムコ・エヴェネプールに一騎打ちで勝ったのがビニヤム・ギルマイだ。
17歳のビニヤム・ギルマイは、2018 Aubel – Thimister – Stavelot(2.1)第1ステージで、レムコと逃げて最後にスプリントで破っている。ベルギーに来て初戦のことだ。
総合優勝はレムコだが、ビニヤム・ギルマイは総合3位で初海外遠征を終えている。
その後の2019ラ・トロピカル・アミサ・ボンゴで、ギルマイはアンドレ・グライペルをスプリントで破っている。これを見たベルナール・イノーは彼を「サイクリングの大きなアフリカの希望」と呼んだ。
2020年には、NIPPO DELKO One Provenceでプロデビュー。翌年DELKOの解散に伴い8月6日にIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxに移籍。
2021年に他のエリトリア人やアフリカ人のライダーとトスカーナに住んでいたが、アドリア海沿岸近くのサンマリノのマイクロステートに移り、スポーツスターの収入に対する税金をわずか7%に引き下げている。
2021 クラシック・グラン・ブザンソン・ドゥー (1.1)で優勝。
2021年のDelkoのチーム消滅により、 Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxiに2021年8月6日から移籍したギルマイ。2021世界選手権U23ロードでも2位となり一躍脚光を浴びる。
まずは、2022年開幕第2戦のチャレンジマヨルカ2日目にスプリントで勝利。
そして、衝撃的だった2022 ヘント〜ウェヴェルヘムでの勝利。クリストフ・ラポルト(Jumbo-Visma)とドリスファン・ゲステル(TotalEnergies)を下しての勝利は驚きを持って迎えられた。
そして、2022 ジロ・デ・イタリア第10ステージでは、マチュー・ファンデルプールをスプリントで下してグランドツアー初勝利をあげている。
ただ、その表彰式でコルクを目に当ててしまいリタイヤという事態に。
2023年は2勝に終わったが、2024 ツール・ド・フランスで大活躍。ツール・ド・フランスの121年の歴史の中で、アフリカ系ライダーがポイント賞ジャージを獲得したことは一度もなかった。
ビニヤム・ギルマイがステージ3勝、Alpecin-Deceuninckがジャスパー・フィリップセンもステージ3勝。
二人のポイント差は、わずか33ポイントだった。ビニヤム・ギルマイは第3ステージで優勝してから、一度もグリーンジャージを手放さなかったのだ。
2025年シーズンは不本意ながら勝利はなかった。2位が5回。良いところまでいくのだけど、勝利がないのだ。2018年からずっとシーズン1勝以上をあげているのに不思議なものだ。
2026年には、NSN Cycling Teamに移籍。初レースの、ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第1ステージでいきなりのスプリント勝利。
ビニヤム・ギルマイは、2026 クラシカ・デ・アルメニアで2勝目。
パリ~ニースでもスプリントでは5位と2位を記録。そして、ツール・ド・フランス前の前哨戦の、バロワーズ・ベルギーツアー第1ステージで勝利。
この勝利は大きかった。ツール・ド・フランスでポイント賞争いするティム・メルリエとジャスパー・フィリップセンを破ったのが大きい。
ビニヤム・ギルマイのコメント
私を知っている人なら誰でも、ツール・ド・フランスが私にとってどれほど特別なものか理解してくれている。でも、私は過去に成し遂げたことを振り返るよりも、さらに特別な瞬間を創り出すことの方に関心がある。
自分のコンディションが良いことは分かっているが、周囲に献身的なチームメイトたちがいることも心強い。シーズン開幕以来、私たちは協力し合う最善の方法を見つけ、互いに信頼を築き、可能な限り最高の結果を出すために懸命に努力してきた。
今年のレースには、自信に満ち溢れ、最初のスプリントのチャンスを心待ちにしながら臨むつもりだ。
マルコ・フリゴ
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マルコ・フリゴは、2025 ツアー・オブ・アルプス第3ステージで70kmの独走を決めてプロ初勝利を挙げている。
ジロ・デ・イタリアやブエルタ・ア・エスパーニャでは何度もトップ10フニッシュ。ブエルタでは2位が2回。ジロでは3位1回など惜しいレースは何回もある。
今回のNSN Cycling Teamには総合順位を争うライダーはいないので逃げに乗るチャンスは何度もある。
マルコ・フリゴのコメント
どの選手にとっても、初めてのツール・ド・フランスは特別なものだ。2010年のツール・ド・フランス。そしてトゥールマレーでのアルベルト・コンタドールとアンディ・シュレックによる激闘は、私がテレビで観戦し、何が起きているのかを理解できた最初のレースの一つだった。この大きな大会に参加できるなんて、本当に素晴らしいことだ。
正直なところ、このレースがどれほど大きなものなのか、まだ実感できていないんだ。周りの人たちは『マルコ、覚悟しておけよ。とんでもないことになるから』と口々に言っている。私はまだ少し世間知らずかもしれないが、この状況を乗り切れる自信はある。
今の自分のコンディションには大満足している。レースに向けてできることはすべてやってきた。ステージ優勝を狙えると思うし、チャンスがあればすべて掴み取りたいと思っている。
戦術次第という面も大きいが、第1週目からすでに狙える良いステージがいくつかある。もちろん、スプリントステージではビニのために100%の力を尽くすつもりだ。だから、私たちにとっては多くのチャンスが待ち受けていると言っても過言ではないだろう。














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