2022年と2023年のツール・ド・フランス覇者であるヨナス・ヴィンゲゴー(Team Visma | Lease a Bike)は、タデイ・ポガチャル(UAE Team Emirates – XRG)との差を縮めるために「これ以上何ができるのか」と苦悩している。
2024年にポガチャルがイエロージャージを奪還して以降、両者のライバル関係は劇的に変化した。
今年のツール・ド・フランスでは、ヨナス・ヴィンゲゴーが第15ステージの落車による鎖骨骨折で無念のリタイアを余儀なくされる前段階で、すでにポガチャルに対して4分以上のリードを許していた。
これ以上どうすればいいんだ?
“I produce the best I’ve ever done and he just rides away from me” – Jonas Vingegaard asks Mattias Skjelmose ‘what more can I do?’ as Pogacar gap grows https://t.co/PfNp1lGfjX
— CyclingUpToDate (@CyclingUpToDat3) August 7, 2026
ヨナス・ヴィンゲゴーにとってフラストレーションとなっているのは、自身のパフォーマンスが低下しているわけではないという点だ。
今年のジロ・デ・イタリアを圧倒的な力で初制覇するなど、2026年シーズンもキャリア最高レベルの走りを披露している。それにもかかわらず、ポガチャルの背中は遠のくばかりとなっている。
同郷デンマークの選手であり、レース中も頻繁に言葉を交わす関係にあるマティアス・スケルモースイェンセン(Lidl – Trek)が、クリスチャン・フーレンドルフのポッドキャスト番組に出演した際、カメラの回っていない場所でのヴィンゲゴーのリアルな胸中を明かした。
マティアス・スケルモースイェンセンは「ヨナスは人間として本当に成長している。レース中に彼とよく話す機会があり、良い会話ができている」と語り、ポガチャルについての直接的な会話の内容を振り返った。
マティアス・スケルモースイェンセンによると、ヨナス・ヴィンゲゴーは現在の状況について次のように打ち明けたという。
「自分は今までで最高の数値を出している。これ以上のことはできない。一体どうすればいいんだ? 自己最高の数値を出し続けているのに、彼はただ僕から離れていくんだ。これ以上は無理だ。」
ヨナス・ヴィンゲゴーは今年、短い急勾配でのポガチャルの加速に対応しきれない場面が目立った。
マティアス・スケルモースイェンセンは
「デンマークだけでなく、全員の期待が彼にのしかかっている。ポガチャルと競争できたのは彼だけであり、一番近い存在だからだ。」と述べている。
現在は、タデイ・ポガチャルに唯一対抗できるライダーとしてヨナス・ヴィンゲゴーが一番手にあげられる。
ヨナス・ヴィンゲゴー自身が、自分のパフォーマンスも上がっているのに追いつかないと語っているのは正直な感想だろう。
ただ、いつの時代にもずば抜けたライダーは存在する。
ヨナス・ヴィンゲゴーの場合、タデイ・ポガチャルという巨大なライバルがさらに手のつけられない状態になっているので仕方ないのかもしれない。







コメント
TTでどうにかするかとか?
ポガチャルはモンバントゥで観客に混じって、ウルシカの補給係をしていたとか。
珍しくノーマークだったようです。
今回のツールでも下りでもタイム差がついていたので落車の影響というのもあるでしょうね。以前のTTではタデイ・ポガチャルを圧倒していましがどうでしょうね。
引退というのはまだないでしょうけど、正直手の打ちようがないのかも。
思い切ってワンデーレースを積極的に走ってみるとか…。ステージレースに生かせることも沢山あるでしょうし。
一部報道では引退に向かうとかひどいことも書かれてましたけれど、出場レースを変えて自分の思うようなスケジュール。ジロでも圧倒的勝利。
それでも、タデイ・ポガチャルにはかなわないのだから、愚痴も出るというものでしょうね。
世界選手権はどうするんでしょうね。出るでないの報道がありますけど、ワンデーでの結果は中々良いものがないので、どうなのか。
これまではスケジュールの関係でワンデーレースは出てなかったけれど、家族との時間をとりたいヨナス・ヴィンゲゴーがワンデーも出るようにすると確かに結果はかわるかも。
ただ、結果を出そうとするはステージレースと同じように、数週間の準備期間がいる。それがヨナス・ヴィンゲゴーに耐えられるのかが問題ですね。