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スペインのエウスカディ・バスクカントリー・ムリアスの選手を襲った悲劇

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Photo Euskadi-Murias twitter
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2019ブエルタ・ア・エスパーニャで地元のエウスカディ・バスクカントリー・ムリアスの選手は大活躍した。

第11ステージでミケル・イッリアが優勝。セルビオ・サミティエは山岳賞3位。

オスカル・ロドリゲスは総合22位で走り、チームとしての存在感を示していた。

だが、エウスカディ・バスクカントリー・ムリアスの選手に悲劇が襲ってしまう。

 

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ファン交流会の4時間後の発表

週末、エウスカディ・バスクカントリー・ムリアスの選手はファンとの交流会で楽しく時を過ごした。

 

 

そのわずか4時間後の突然のチームの発表。

チームの公式声明によると、今シーズン限りでチームは解散するという。

9月27日に行われたムリアスとチーム経営陣の協議は、2020年の資金確保に失敗した。

エウスカディ・ムリアスのスポンサーは建設会社ムリアス。ムリアスがスポンサーを続けることを辞めたためにチームは5年で活動を停止することになる。

その結果、20人のライダーと管理スタッフは急いで次のチームを見つけなければならない。

すでに、チーム関係者には情報があったのならば就職活動をしていただろうが、今からライダーが移籍先を見つけるのは至難の業と言えるだろう。

 

エウスカディ・ムリアスは、今シーズン9勝を上げており、2018年にチームがプロコンチネンタルチームに昇格した時と同じ勝利数だ。

昨シーズンの最大の勝利は、オスカル・ロドリゲスによるブエルタでのステージ勝利。

 

今年も、ミケル・イッリアがブエルタでのステージ優勝を飾り、チームは順調に成長を続けていたのに。

バスクの男の子と女の子に、世界最高レベルのサイクリングに参加する機会を常に提供するというチームの目標は5年で達成することもなく終わってしまう。

今回の突然のチーム解散の発表は、いかに自転車チームのスポンサー集めが難しいかを物語っている。

カチューシャ・アルペシンもチームの存続が危うく、イスラエル・サイクリングアカデミーとの合併がまもなく発表される。チームが存続するだけでも難しいのだ。

エウスカディ・ムリアスの最後のレースは、2週間後のパリツアーになる予定。

 

 

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