2025 カステリョン・セラミカ・グランプリ　スペインの開幕レースを制したのは?

昨年からスペインで開催されている。カステリョン・セラミカ・グランプリ。Ruta de la Cerámica – Gran Premio Castellón(1.1)

直訳すると、陶芸への道という名前となっている。

 

過去の優勝者

• 2024 マイケル・マシューズ

 

カステリョン～オンダ　171.7km

 

決め手は、ゴール手前の2級山岳となりそう。果たして逃げ切りが出来るのか注目だ。

 

1. 3級山岳　Alto de la Coma 　2km・7.5%
2. スプリントポイント　Vall d’Alba
3. 2級山岳　Alto de Sierra Engarcerán 　13km・3.6%
4. スプリントポイント　Vall d’Alba
5. スプリントポイント　Sant Joan de Moró
6. 2級山岳　　Collado de Ayódar 　5.2 km・4.4%

 

注目の選手は

• Team Jayco AlUla　マイケル・マシューズ、アレッサンドロ・デマルキ
• UAE Team Emirates XRG　ヤン・クリステン、アントニオ・モルガド、アレッサンドロ・コーヴィ
• Movistar Team　イバン・ガルシア、ダヴィデ・フォルモロ
• Bahrain Victorious　マテイ・モホリッチ、フレッド・ライト
• XDS Astana Team　シモーネ・ヴィラスコ、ケース・ボル、マイク・テウニッセン
• Cofidis　アレクサンデル・アランブル、ステファノ・オルダーニ
• Arkéa – B&B Hotels　アモリ・カピオ
• Lotto-Dstny　エドゥアルド・セプルベダ
• TotalEnergies　アントニー・テュルジス
• Q36.5 Pro Cycling Team　ダビ・デラクラス、ミラン・ファーダー

 

スタート

2025年Burgos-BHは、Burgos Burpellet BHとチーム名が変更となっている。それにしても鮮やかなユニフォーム。

 

スタート前。

 

オフィシャルスタート。

 

8人の逃げ

8人が逃げている。

1.  García Pierna Carlos (Burgos Burpellet BH)
2.  Murguialday Jokin (Euskaltel – Euskadi)
3.  Wood Harrison (Sabgal / Anicolor)
4.  Brough Jack (AVC Aix Provence Dole)
5.  Esparza Unai (Illes Balears Arabay)
6.  バティスト・ヴェストロッフェ (Lotto)
7.  Trueba Sergio (Illes Balears Arabay)
8.  Avoine Kévin (Van Rysel Roubaix)

 

残り38kmで2分12秒差。

 

残り37.8km。タイム差は2分9秒差。

 

まだ、2級山岳が残っている。

 

集団はBahrain Victorious、Team Jayco AlUla、Cofidisが引いている。

 

残り20.9kmで44秒差。先頭は3人に。

1.  Brough Jack (AVC Aix Provence Dole)
2.  バティスト・ヴェストロッフェ (Lotto)
3.  Avoine Kévin (Van Rysel Roubaix)

 

残り1周

ゴール手前は12%勾配。Lottoのバティスト・ヴェストロッフェが単独で越える。

2025年、Decathlon AG2R La Mondiale Team Development Teamから移籍してきた。1クラスのレースでは目立っていた選手だ。

 

2級山岳　　Collado de Ayódar 　5.2 km・4.4%

Lottoのバティスト・ヴェストロッフェは、集団に追い付かれる。

 

集団はUAE Team Emirates XRGのヤン・クリステンが先頭に。メンバーは一番いいかも。

 

UAE Team Emirates XRGのヤン・クリステンがアタック!

 

5人が抜け出した。

 

ただ、集団もそれほど離れていない。

1. ヤン・クリステン　UAE Team Emirates XRG
2. ダヴィデ・フォルモロ　Movistar Team
3. クレモン・シャンプッサン　XDS Astana Team
4. シモーネ・ヴィラスコ　XDS Astana Team

 

ヤン・クリステンらは捕まった。

 

先頭を走っていたBahrain Victoriousのトースタイン・トレーエンが落車。

 

これはバイク交換だろう。

UAE Team Emirates XRGのアレッサンドロ・コーヴィがアタック。

 

これはいけるか?

 

独走の得意なアレッサンドロ・コーヴィだが。

 

後続に追い付かれた。

 

さらにアントニオ・モルガドも合流。先頭は6人に。

1. ヤン・クリステン　UAE Team Emirates XRG
2. アントニオ・モルガド　UAE Team Emirates XRG
3. ダヴィデ・フォルモロ　Movistar Team
4. クレモン・シャンプッサン　XDS Astana Team
5. クリスティアン・スカローニ　XDS Astana Team
6. エリック・アントニオ・ファグネス　Burgos Burpellet BH

 

60km/hオーバーで下っているけど、集団は11秒差。これは厳しい。

 

残り2.1kmで6秒差。

 

ラウンドバウトで左右に分かれた。

 

残り800m。

 

集団もきているが追いつかないか。ゴールは登っている。

 

残り200m。集団が迫る。

 

アントニオ・モルガド先頭。

 

これはアントニオ・モルガドだ～!

 

集団はギリギリ追いつかない。

 

アントニオ・モルガドがもがく。後ろはBurgos Burpellet BHのエリック・アントニオ・ファグネスとXDS Astana Teamのクリスティアン・スカローニとクレモン・シャンプッサン。

 

だが、欧州開幕レースは、UAE Team Emirates XRGのアントニオ・モルガドが飾った!

 

アントニオ・モルガドは、プロ2年目で4勝目。まだ20歳なのだから末恐ろしい。

順調に進めばプロ2年目で、ブエルタ・ア・エスパーニャに出場となりそうだ。アイザック・デルトロと共に、チームの将来を担うライダーとなる。

そして、UAE Team Emirates XRGはサントス・ツアー・ダウンアンダーのヨナタン・ナルバエスの勝利に続いて、早くも今シーズンの2勝目だ。今シーズンは何勝するんでしょうね。

 

リザルト

優勝したUAE Team Emiratesのアントニオ・モルガド(チーム公式より)

とてもハードなレースだった。 登りの頂上では先頭に立つことができたが、かなりの痛みに耐えなければならなかった。僕は純粋なクライマーではない。

僕とアレッサンドロ・コーヴィはトップで小さな集団に入り、フィニッシュまで全力を尽くした。 最後は大きな戦いだった。 疲れたけど、今年を勝利でスタートできてとてもうれしい。

これまでのところチームにとって素晴らしいスタートだ。