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ポガチャルの怪我は、予想以上で鬱状態になるほど UCIにも苦言

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タデイ・ポガチャルが2026年ブエルタ・ア・エスパーニャでの落車について、当初発表されていた以上に深刻な怪我を負っていたことを明かした。

首の骨折に加え、胸椎2か所も骨折していたという。本人が事故後の苦しい日々と現在の回復状況を語った。

 

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6週間後の検査で新たに2つの骨折が判明

 

タデイ・ポガチャルは2026年8月29日、ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージで落車し、レースをリタイアした。

当初、UAE Team Emirates – XRGは左鎖骨骨折、首のC7椎骨骨折、脳震盪、複数の擦過傷を負ったと発表していた。鎖骨は手術を受け、シーズンを早期終了することになった。

 

しかし、実際の怪我はそれだけではなかった。

ポガチャルは『The Athletic』のインタビューで、落車から約6週間後にスロベニアでCT検査を受けた際、新たに2か所の骨折が見つかったと明かした。首のC7椎骨に加え、そのすぐ下に位置する胸椎のT1とT2も骨折していたのだ。

「C7椎骨を骨折していることは分かっていた。でも検査を受けたところ、T1とT2も骨折していたことが分かった」

この結果を知ったポガチャルは、当初予定していた欧州選手権への出場を見送っていたことに安堵したという。

「3つの椎骨を骨折していると分かったとき、正直、生きていてよかった、あるいは普通に立っていられてよかったと思った」

首の骨折だけだと考えていた怪我が、実際には3つの椎骨に及んでいた。事故の深刻さを改めて認識することになった。

 

脳震盪によるめまいと体調不良 事故後の苦しい日々

 

落車後のポガチャルを苦しめたのは、骨折だけではなかった。脳震盪による吐き気やめまい、身体の協調運動の問題にも悩まされた。

特に手術までの2日間は最悪の気分だったと。冗談を言っている気分ではなかったと。

 

事故から帰宅した翌日には、近所にあるアイスクリーム店まで歩こうとしたものの、わずか10分ほどの距離が非常に長く感じられたという。

店内の暑さで汗をかき、傷口の縫合部分を濡らしてはいけないと言われていたことからよけに不安になり逆に汗をかいたと。

疲労も強く、店では座らなければならなかった。帰り道は一刻も早く自宅に戻りたいと思い走って帰ったと。

精神面でも事故後の最初の2週間は非常につらかったことを明かしている。

「本当に落ち込んでいた。楽しい人間ではなかったと思う。何も感じられず、ただ気分が沈んでいた」

パートナーのウルシガ・ジガードにとっても、事故後のポガチャルと過ごす時間は簡単なものではなかったようだ。本人は当時の自分を振り返り、精神的にもかなり苦しい状態だったと語っている。

その後、室内トレーナーに乗れるようになり、毎日理学療法士のもとへ通うようになると、少しずつ身体だけでなく精神面も改善していった。

 

再び落車すれば深刻な問題につながる可能性

 
 
 
 
 
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現在のポガチャルは、身体の状態が大きく改善しており、日常生活もほぼ通常どおりに戻っているという。ただし、完全に制限がなくなったわけではない。

本人によると、左腕で重いものを持つことや、首に過度な負担をかけることには注意が必要だ。特に警戒しているのが、再び自転車で落車することだ。

「もし今、自転車で再び落車すれば、非常に深刻な問題になる可能性がある」

椎骨の骨折は外見から分かりにくく、鎖骨のように目立つ怪我ではない。そのため、周囲からも深刻さが伝わりにくかったと感じている。

しかし、本人は椎骨の骨折がどれほど重大な怪我なのかを、時間が経つにつれて理解するようになった。

再び転倒すれば、回復中の骨に大きな影響を及ぼす可能性がある。だからこそ、トレーニングへの復帰も慎重に進める必要がある。

最後にポガチャルは、UCIに対しても安全対策の強化を求めた。

レース中のスピードが以前より大幅に上がっている一方で、コースには路面の荒れや穴、スピードバンプ、ロータリーなど危険な箇所が残されていると指摘。

「UCIにはやるべきことがたくさんある。靴下の長さやハンドル幅を測っている場合ではない」と語り、細かな機材規則よりも、選手が安全に走れるコース環境の整備を優先すべきだと訴えている。

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