オリンピックロードレースは、IOCが各国の選手削減をしているために、出場選手数が減っている。
無線もなく、最大でも各国4人。これは逃げたもん勝ちのような気もする。
誰が逃げているか、前に誰がいるかもわからないのだから、東京オリンピック女子ロードのようなことも起こりそうだ。
各国のメンバーが代わっているので紹介。
ルーク・プラップ オーストラリア
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ルーク・プラップは、個人タイムトライヤルで落車。腹部を負傷して手術している。
お見舞いには、女子金メダルのグレース・ブラウンがきている。
New @ausolympicteam character unlocked @ben_oconnor95 will make his @Olympics debut in the road race this weekend as Lucas Plapp’s medical grounds replacement #AllezAUS #Paris2024 @AusCycling pic.twitter.com/pY8864FMWA
— Australian Cycling Team (@AusCyclingTeam) July 30, 2024
ルーク・プラップの代わりにロードに出るのはDecathlon AG2R La Mondiale Teamのベン・オコナーだ。
オーストラリアのメンバーは
- マイケル・マシューズ Team Jayco AlUla
- ベン・オコナー Decathlon AG2R La Mondiale Team
- サイモン・クラーク Israel – Premier Tech
ミハウ・クフィアトコフスキ ポーランド
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INEOS Grenadiersのミハウ・クフィアトコフスキは、個人タイムトライヤルで23位。2014年世界ロード王者であり、2023年には世界TTで4位となっている。
今回のロードは腰痛のために交代となった。以下は投稿文。
国を代表し、白と赤のカラーを身にまとうということは、あまりにも大きなことで、110%の力を出し切る自信がなければできない。オリンピックのタイムトライアルの後、私は腰痛に悩まされ、可能な唯一の決断は、ロードレースへの出場権を他の選手に譲ることだった。
オリンピックの夢をあきらめるのはとてもつらいことだが、スタニスラフ・アニョルコフスキーは調子がいいし、プロフェッショナルで献身的な選手だ。
私は彼が素晴らしいレースをすると心から信じている。私は指をくわえて見ているつもりだ。
彼とポーランドオリンピックチーム全員のために祈っている @paris2024
ミハウ・クフィアトコフスキの交代はCofidisのスタニスラフ・アニョルコフスキーだ。Human Powered Healthの消滅に伴い2024年にCofidisにきている。
キャリア5勝のスプリンターだ。
シュテファン・ビッセガー スイス
Paris 2024 Olympic Games
6th place and an Olympic diploma for Stefan Bissegger in the ITT.
@frontalvision #swissolympicteam #swisscyclingteam pic.twitter.com/z7aBA4EDNU
— Swiss Cycling (@swisscycling) July 27, 2024
シュテファン・ビッセガーは、個人タイムトライヤルを6位で終えたがロードには出ない。
ツール・ド・フランス以降、背中の筋肉痛に悩まされており、273kmもあるロードレースには対応できないと判断された。
代わってロードに出場するのは、UAE Team Emiratesのマルク・ヒルシだ。直前のチェコツアーでは総合優勝しており、調子は非常に良い。
スイスロード代表は
- シュテファン・キュング Groupama – FDJ
- マルク・ヒルシ UAE Team Emirates
コメント
人数が少ない分、かなり有力選手率が高めですね。
ベルギー勢を大本命として、マチューも有力。そのほかどの国が勝ってもおかしくないかも。長距離につき、いかにしてエースの脚を温存していけるかがポイントに。
天候がわからないですけど、暑すぎたら頭が働かなくなるかも。特に無線がないので、逃げをうまく把握していないと、難しいでしょうね。
逃げる選手にメリットありそうだけど、完走率はかなり低くなるのでは。果たしてレースの展開はどうなるのか、見ものですね。