ツール・ド・ロマンディ第2ステージは、最後はスプリントでINEOS Grenadiersのイーサン・ヘイターが勝利。
だが、多くのスプリンターはゴールで勝利を争うために参加することさえできなかった。全ては、Jumbo-Vismaがレース後半から凄まじいペースを設定したからだ。
これについて、Jumbo-Vismaのスポーツディレクターである、メリン・ゼーマン(Merijn Zeeman)はレースを難しくしたかったと言っている。
ロベルト・ヘーシンクの引きで集団崩壊
Jumbo-Vismaのメンバーはレース序盤からコントール。まずは、レナード・ホフステッド、ヨス・ファンエムデン、そしてロベルト・ヘーシンクが山岳で仕上げをする。
ロベルト・ヘーシンクは、2023サントス・ツアー・ダウンアンダーで骨盤骨折。
2か月後、ボルタ・ア・カタルーニャで復帰しているが、もう完全復調だ。ジロ・デ・イタリアではプリモッシュ・ログリッチを山岳でアシストする。
チームは、最終的にトビアス・フォスとトーマス・グローグでステージを狙う作戦だったが、それは実らなかった。それでも多くのライダーを追い落としており作戦は大成功だ。
トビアス・フォスはトップを狙う
🇨🇭 #TDR2023
Looking forward to tomorrow’s ITT. 👀 pic.twitter.com/I0OL8MG6Hc
— Team Jumbo-Visma cycling (@JumboVismaRoad) April 27, 2023
トビアス・フォスは第3ステージの個人タイムトライヤルで、リーダージャージを狙っており、以下のようにゴール後にコメントしている。
「レース中にコントロールすることを選択した。私たちはチャンスを見つけたので、それに挑戦することに決めたんだ。
風のせいもあって簡単ではなかったが、今日のチームは非常に調子が良かった。チームは思い描いた決勝戦を作り上げた。
スプリントでは少し足りなかったが、トーマス・グローグと自分は良い一日を振り返ることができると思う。
タイムトライアルが控えているので、今のポジションに満足している。明日は勝利を目指して戦いたい。」
トビアス・フォスは、総合2位でイーサン・ヘイターと6秒差。ただ、第3ステージの個人タイムトライヤルは4.7kmで5.7%をあがる登りが含まれている。
パワーで押せるタイムトライヤルではないので、スペシャリスト同士の戦いも面白いことになりそうだ。果たして、トビアス・フォスはトップに立てるのか。
2022世界選手権タイムトライアル王者の実力が試される。
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