サントス・ツアー・ダウンアンダーでは、初日のプロローグから落車が相次いでいる。
初日は、雨もあったのでわかるのだけど、第1ステージでも、多くの落車があり、ジャージが破れたまま走るライダーが相次いだ。
その中でも、最も被害を受けたと思われるのはJumbo-Vismaのロベルト・ヘーシンクだ。
骨折が判明
A pretty significant crash, with @JumboVismaRoad taking the brunt of the pack, three of their riders coming down. @ziptrak | @SantosLtd #TourDownUnder pic.twitter.com/BQNEeqjSB4
— Santos Tour Down Under 🚴🚴♀️ (@tourdownunder) January 18, 2023
この落車では4人が巻き込まれている。
- アレックス・ボーダン AG2R Citroën Team
- ティモ・ローセン Jumbo-Visma
- ロベルト・ヘーシンク Jumbo-Visma
- ティム・ファンダイク Jumbo-Visma
最後まで立ち上がれなかったのがロベルト・ヘーシンク。最初は首を痛めたからリタイヤということだった。
だが、病院では骨盤骨折という重症だということが判明した。長いリハビリに向かわないといけない。
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ロベルト・ヘーシンクは、自身のInstagramで以下のようにコメント。
「オーストラリアでの生活が終わることを期待していたわけではない。不運な事故により、骨盤を骨折し、今朝よりもずっと痩せてしまったのです。今は家族のもとに戻っている。」
ロベルト・ヘーシンクは、今シーズン限りで引退と言っていたけれど、更に1年延長することも示唆していた。
だが、この骨盤骨折が響けば、シーズン中の完全復帰にも時間がかかりそうだ。私も骨盤骨折したことがあるけど、病院に1週間入院していた。
ケガの多いキャリア
ロベルト・ヘーシンクはケガが多い。以下のように何度もケガや家族の問題も経験している。
- ツール・ド・フランス 2009:手首の骨折
- ツール・ド・フランス 2010:尺骨の裂傷
- 2011 年 9 月:太ももの骨折
- ツール・ド・フランス 2012:肋骨の痛み
- パリ~ニース 2013:病気
- Giro d’Italia 2013:病気と不整脈
- ティレーノ アドリアティコ 2014:尿路のトラブル
- 2014年バスク地方ツアー:不整脈に悩まされる
- Vuelta a España 2014:パートナーの妊娠に伴う合併症
- Volta ao Algarve 2015:入院中の息子
- 2015年3月:膝の怪我
- 2015 年 4 月:インフルエンザ
- ツール・ド・スイス 2016:頭部外傷
- ツール・ド・フランス 2017:脊椎の固定骨折
- ブエルタ アカタルーニャ 2018:膝の問題
- 2018年8月:肋骨骨折、鎖骨骨折
- リエージュ・バストーニュ・リエージュ 2019:骨盤の骨折と鎖骨の骨折
- ツール・ド・フランス 2021:肩の怪我と脳震盪
- ツアーオブスイス2022:コロナ事件によりチーム全体がコースから外れる
- ツアー ダウン アンダー 2023:骨盤骨折
2019リエージュ〜バストーニュ〜リエージュの骨盤骨折では8月に復帰している。ロベルト・ヘーシンクの骨折具合にもよるだろうけど、大変なリハビリとなる。
ロベルト・ヘーシンクは、グランドツアーでの欠かせないアシストであり、チームにとっては大きな痛手だ。
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