Zwift Classicsシリーズのロンドン・インターナショナルZwiftレースで優勝したのは、なんと17歳の高校生。
このZwiftレースにはプロも参加しており、17歳の高校生が勝利するというのは考えられないことだ。40分という短い時間だからかもしれないが恐るべきパワーだ。
Filippo Agostinacchio(イタリア)は、シクロクロスのジュニアカテゴリーで活躍している選手で、将来有望なライダーだ。
ロンドン・インターナショナルZwiftレース
レースには、イギリスの天才ライダー、トーマス・ビトコックも参加。
参加人数は127名で、メンバーの中にはAlpecin-FenixがおこなったRONDE VAN ZWIFTで優勝したカナダのプロトライアスリート、ライオネル・サンダースもいた。
また、多くのトッププロを生み出しているアメリカのHagens Berman Axeonのメンバーも多数参加していたので、レベルはとても高いレースだった。
Filippo Agostinacchio
Filippo Agostinacchioはイタリア北西部に住んでいる。
ジュニアマウンテンバイク乗りであり、シクロクロスレーサーでもある。今年初め、ベルギーのナミュールで行われたジュニアワールドカップで5位、ゾルダーで行われたジュニアワールドカップでは10位となっている。
2019年には、クロスカントリーマウンテンバイクレースの17歳未満部門でヨーロッパのタイトルも獲得。
コロナがイタリアを襲い始めた時に、スペインでレースしていたが帰国。3月に故郷のアオスタに戻った。
それ以来、イタリアは封鎖。彼は1か月以上外でバイクに乗っていない。Zwiftは3シーズン前から初めていたが、今シーズンからレースをすすめられており、すでに何レースかは優勝しているそうだ。
Filippo Agostinacchioは、短い登りは得意だが長い登りはもたないと言う。Zwiftレースが40分を越えていたら間違いなくドロップしていたと言っている。
マウンテンやシクロクロスのレースはジュニアなら40分くらいなので、全力で走れる時間として丁度良かったのだろう。
このZwiftレース中は、ワット数は全く見ていなかったらしい。ちなみにロードレースに出場したことはあるが、ディレーラーを壊してしまったそうだ。
それにしても、17歳でこのパワー。シクロクロスでもエリートに上がる頃にはスゴイ選手になっていそうですね。
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