ジロ・デ・イタリア主催者のRCSがブダペストでの週末のスタート、スプリントステージ、そして昨日は丘陵ステージを発表した後、更に6つの山岳ステージを紹介。
6つのステージのうち4つは、上り坂で終了する厳しいジロとなる。
ブエルタかと思うほどの獲得標高で、走るほうは大変だけど、見る側ははっきりと順位がつく面白いジロとなりそうだ。
第4ステージ アボラ~エトナ 166km
ハンガリーのブタペストから始まるジロは、移動する休息日を挟んでイタリアのシチリア島に渡る。
最後の登りは、2018年のようにラガルナから始まり、14 kmのルートをたどり、最終的にリフージョサピエンツァで登りゴールとなる。
ここで総合勢が最初のシャッフルをされることに。獲得標高3,850m。
第9ステージ イゼルニア~ブロックハウス 187km
アペニン山脈の高山ステージ。イゼルニアからリオネロ・サンニチコに向かって最初の1キロを過ぎたあたりから、ルートは上向きになる。
2級山岳ロッカラソ峠を越えるとスプリントポイントまで下る。そして、ブロックハウスへのダブルクライムが始まる。
プレトロからパッソ・ランチャーノに到達し、レトマノッペロへと下り、マジェッラの裾野をかすめた後、2017年と同様にロッカモリーチェからゴールへと登る。
最後の一連のヘアピンカーブに沿って2桁の勾配が続いてゴールとなる。獲得標高は4,990m。
第15ステージ リバロロ・カナベーゼ~コグネ 177km
西アルプスの典型的なステージで、過度な勾配はないものの、非常に長い登りがある。リバロロ・カナベーゼをスタートし、ドラ・バルテアに沿ったクラシックなアプローチでヴァレーに入り、首都に到着する。
その後は、3連続の山岳ポイントを越えていく。最後の80kmのうち46km以上がすべて上り坂という厳しいコースだ。獲得標高4,030m。
第16ステージ サロ~アプリカ 200km
ヴァルテリーナの古典的なステージで、サロを出発し、ヴァル・サッビアを経て、バゴリーノの後、ゴレット・ディ・カディーノを登る。
1998年に、マルコ・パンターニがモンテカンピオーネで優勝した際に最後に通過したコースだ。
ヴァル・カモニカに戻ると、モンノからモルティロロを登り(2017年と同様)、グロシオに下りて、このステージが捧げられているスフォルツァートのワインの道を通り、テグリオに登る。
1999年に最後の通過をしたヴァリコ・ディ・サンタ・クリスティーナを通ってアプリカに到達する。
200kmで獲得標高は、5,440m。
第17ステージ ポンテ・ディ・レグノ~ ラバローネ 165km
2つのパートに分かれたマウンテンステージ。獲得標高3,740m。
パッソ・デル・トナーレに向かって上り坂をスタートし、その後70km以上にわたって下り坂が続く。
後半に1級山岳が2つ組み込まれており、最後はやや下ってゴールする。ただ、ゴールでは絞り込まれて少人数のスプリントとなるはずだ。
第20ステージ ベルーノ~マルモラーダ 167km
ジロは最後まで手を抜かない。獲得標高4,990mのコースを最後に用意する。
サンペレグリーノ峠(ファルケード後15%以上の傾斜)、ポルドイ峠(Cima Coppi 2022)、そして最後にフェダイア峠から、常に10%以上の傾斜に達する有名なマルガチャペラ峠に登る。
ここで、最後の決戦となる。最後に残っているクライマーは誰だろう?
面白いジロとなりそうだ。
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