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世界タイムトライアル王者レムコ・エヴェネプールの涙

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Howard FillinghamによるPixabayからの画像
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ツール第7ステージの個人タイムトライヤルで勝利していたレムコ・エヴェネプール。最終のタイムトライヤルは、距離も伸びて獲得標高も230mから730mへと山岳タイムトライヤルのようになっていた。

それでも、レムコ・エヴェネプールが二人に負けるとは想像できなかった。それほど、タデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴーの調子と登りの力がずば抜けているということだ。

表彰式に向かう、レムコ・エヴェネプールは泣き虫レムコになっていた。

 

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表彰台を確保

 

レムコ・エヴェネプールは、イツリア・バスクカントリーで鎖骨骨折を負ってしまう。復帰した、クリテリウム・デュ・ドーフィネでも落車して肩と頭を打撲している。

 

クリテリウム・デュ・ドーフィネ第4ステージの個人タイムトライヤルからトップにたったが、山岳では遅れていた。ツール・ド・フランスでは第13ステージまで総合2位を死守。

しかし、厳しい山岳では、二人との差をまざまざと見せつけられている。さらにステージ優勝で最後は飾りたかっただろう。

 

レムコ・エヴェネプールのコメント

今年もたくさんの経験をさせていただいた。私は外部から多くのプレッシャーと多くの疑念を受けてきた。

このレベルに到達するために一生懸命努力してきた。世界最高のドライバー2人に続いてゴールすることは、とても特別で美しいことだ。それは私がこれまで努力してきたことの証明だ。

 

ツールに向けて理想的なスタートを切ることができなかったですね。

確かに簡単ではなかったが、イツリア・バスクカントリーでの転倒は問題にはならなかった。急遽だったが無事に終わった。

それは将来にとって良いことしかない。また、私はこれらの成果がすべての懐疑者や批評家に対する素晴らしい答えであると考えている。

疑う人全員が私を信じ続けて、私がグランツールに乗れないなどと言うのをやめてほしいと願っている。

 

このツールで学んだ最も重要な教訓は何ですか?

もっと良い人がいるなら、自分のやるべきことをやり続ければいい。今日、タデイが優れていることが改めてわかった。ヨナスのすぐそばでゴールした。

ベストのタイムトライアルではなかったかもしれないし、エズ峠は私のベストパートではなかった。

平地では、ある程度挽回できた。とても難しかった。一つだけ心に留めておきたいのは、まだマージンはたくさんあるし、戻ってきて勝利を目指したいということだ。

 

焦点はすぐにオリンピックに向かう。再びタイムトライアルでは大本命の一人となりますが。

今夜は楽しもう。表彰台に立ち、白いジャージを獲得するのは特別なことだ。ツールの表彰台に上ったのは、僕のキャリアの中で唯一のことになるかもしれない。

これからはオリンピックのためにパリに向かう。そこでは良い結果を残せるよう、優勝争いに加わりたいと思っている。

どうなるかはわからないが、この忘れられない3週間を終えて、私は大きな自信を抱いている。国民の皆さんに誇りに思ってもらえたらと思う。

 

ミケル・ランダ

 

正直に言うと、ミケル・ランダがこれほど良いタイムトライヤルに乗るとは思っていなかった。第7ステージの個人タイムトライヤルでは35位。これまでもTTでは良い成績をみたことがなかった。

それなのに、最後のタイムトライヤルは自分史上最高の走りとなったのは間違いない。

 

ミケル・ランダのコメント

このツールは厳しいレースだったが、レムコが表彰台に上がるという目標を達成した。私たちのチーム、そしてレムコも、この3週間でどんどん良くなり、向上し続けており、このツールを将来への重要な基礎として見ることができると思う。

レースは厳しかったが、私たちは素晴らしいツール・ド・フランスを行う能力があることを示した。

レムコは、多くの人々の期待を受けて大きなプレッシャーを感じていたが、落ち着いて印象的な走りを見せた。チームとして、私たちは強い士気を保ち、最後まで自信を持ち続けた。

個人的には、こんなに良いレースになるとは思っていなかった。スタートでは、レムコを助けて登りでタイムをロスすることを考えていたが、日を追うごとに調子が良くなり、トップ5に入ることができて本当に嬉しい。

シーズン後半の次のレースに向けて、これは重要で士気を高める結果だ。

 

Soudal – Quick Stepとしては、チームの歴史上はじめて二人をトップ10に送り込んだ。ミケル・ランダも最後の個人タイムトライヤルを7位で終えており、総合5位をキープすることに成功した。

チームとして大成功のツール・ド・フランスだ。

 

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