ワイルドカードで出場するTeam Arkéa Samsicのメンバー紹介。
フランスのチームなので、なんとしてもステージ1勝が欲しいところ。ここまでのチーム勝利数も5勝のみだ。
頼みのナイロ・キンタナは昨年の交通事故の後遺症ともいえる、両膝の手術から復帰のシーズンで本調子とは言えない所が厳しい。
ツール・ド・フランスメンバー
L’Équipe ́- pour le 2021 ! #BienvenueEnBretagne @LeTour ❤️ pic.twitter.com/8otbF48YRd
— Team Arkéa Samsic (@Arkea_Samsic) June 21, 2021
- ワレン・バルギル
- ナセル・ブアニ
- エリー・ジェスペール
- ナイロ・キンタナ
- アントニー・ドゥラプラス
- コナー・スウィフト
- クレモン・ルッソ
- ダニエル・マクレー
ナイロ・キンタナ
この投稿をInstagramで見る
昨年のコロンビアでの交通事故の影響で、シーズン末には両膝の手術を行った。
復帰には相当時間がかかると思われたが、ツール・ド・アルプスで復帰。ここでは総合9位となっている。
ツアー・オブ・アルプスでは総合7位となるが、これもプロレースだ。
キンタナはジロ開催の裏で、スペインの1クラスのレース、ブエルタ・アストゥリアス・フリオアルバレスメンド(Vuelta Asturias Julio Alvarez Mendo)に出場し、第1ステージから逃げ切り勝利。
実に昨年のパリ~ニース最終ステージで逃げ切り勝利して以来の勝ちをおさめる。だが、この1クラスのレースならばキンタナが絶対に勝たないといけないレベルだ。
続く、 クリテリウム・デュ・ドーフィネは総合18位となってしまう。結局チームは、ナイロ・キンタナのためのチーム構成をあきらめてしまった。
まず、弟のダイエル・キンタナ、そしてモビスターから一緒に移籍したウィネル・アナコナも選ばれていない。ウィネル・アナコナはチャレンジ・マヨルカで勝利もあげているというのに。
山岳で期待できるのは、ワレン・バルギルと、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ第5ステージで勝利をあげた、エリー・ジョスベールだけとなりそうだ。
昨年のツール総合17位をはるかに上回る走りを見せて貰いたいけど、難しいかな~。
ナセル・ブアニ
Ce qui se dit sur les réseaux sociaux est inacceptable. @BouhanniNacer #nacerbouhanni https://t.co/0aEhpjckeW
— topvelo.fr (@FrTopvelo) April 8, 2021
昨年はシーズン4勝をあげながらツール出場はかなわず。だが、今年チームは、ナセル・ブアニのためのスプリンターを多数連れて行く。
今年のツールはスプリンターステージが多い。チームはナイロ・キンタナの総合上位ではなく、ナセル・ブアニのスプリント勝利にかけたようだ。
ナセル・ブアニは、出場停止処分もすでに解けており、ツール出場OK。
ただ、今年は2位や3位は何度もあるけど、ステージ勝利というのはない。果たして、一流スプリンターが集まるツールで勝利出来るのだろうか。
ジロ1勝。ブエルタ2勝にあわせてツールでも勝利が欲しいところだ。
コナー・スウィフト
The moment you realise you’ve won one of the coolest races on the calendar pic.twitter.com/iAOUdptIYJ
— CORSO (@CORSOsports) May 16, 2021
2018英国チャンピオン。昨年ツール初出場でナイロ・キンタナのアシストとして平地から中級山岳途中まで働いていた。
今年はロングリストに名前が上がってこないのでツール出場は難しいかなと思っていたけど。フランスで行われたワンデイレース、トロ・ブロ・レオンでプロ初勝利。
さらに、ツール直前のバロワーズ・ベルギーツアーでは、総合7位となった。これが大きかったのだろう。ベルギーのステージレースは、し烈を極める。
コナー・スウィフトには、ツールで是非逃げに乗ってアピールして貰いたい。
コメント