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2025 UCIシクロクロス世界選手権男子エリート ワウト・ファンアールトの謎の穴

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UnsplashDmitry Ratushnyが撮影した写真
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誰もが、2年前の世界選手権のようにマチュー・ファンデルプールとワウト・ファンアールトの戦いとなると思っていた。

ワウト・ファンアールトも、早めにトップに上がりたいと言っていたけれど、そうはならなかった。

さらに、ワウト・ファンアールトは大きくパンツの左側に穴が開いている状態で走っていた。更に、シューズの底に泥が詰まって叩いていた場面を見た時には、間違いなく落車したのだと思っていた。

だが、この穴は落車であいたものではなかった。

 

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ワウト・ファンアールトも知らない

 

上記はスタートの場面。ワウト・ファンアールトは4列目スタート。当然、後ろからの追い上げだったが、このカーブでフェンスに追い込まれてしまう。

ワウト・ファンアールトは、ゼッケンナンバー18。

この後、順位を落としてしまい、ワウト・ファンアールトの後ろには4人しかいない状態に。しかも、この時にフェンスで穴があいた訳でもなかったようだ。フェンスにはぶつかっていないように見える。

 

4列目からのスタートとなり、アクシデントのためすぐに順位を上げることができなかった。何が悪かったのでしょうか?

いい質問だね。最初の部分では窮地に陥った。最初のコーナーでは、内側で危うく転倒しそうになった、あるいは完全に転倒したかもしれない。

その結果、私はフェンスのところで完全に動かなくなり、すでにかなり後ろに下がっていた。

 

その後、破れたパンツで走っているのも見ました。何が原因だったのですか?

分からない。ゴールで皆が「ズボンが破れているよ」と言った。その時初めて気づいたんだ。

ちなみに、途中でGarminも紛失してしまった。私にとっては、クレイジーなスタートを切った典型的なワールドカップだった。

後方では本当の戦争が起こっている。すぐにレースに参加するには、少しの幸運が必要だとわかっていた。そうではなかったから残念だった。

 

結果的には2位でしたが、これについては?

もちろん、私は別のシナリオ、つまり戦闘に参加してすぐにレースに参加できたシナリオの方がよかったと思う。しかし、もっと良いスタート位置がなかったのは私自身の責任だ。

今シーズンは意識的にあまりレースに出場しないことを選択した。そうでなければ、もっと前のほうにいたはずだ。

私の前にいた他の選手たちは、それらのレースに出場した。これは公平なシステムであり、誰もがその仕組みを事前に知っている。そうなると、運が良くなければならないことがわかる。

この冬に私が参加した最初の数回のレースでは幸運にも出走できたが、今日はそうではなかった。そのとき、自分にできることは一つある。落ち着いて、そこから抜け出したらコースを開始することだ。

 

ワールドカップの前に、主に楽しみたいとも言ってましたね。それはうまくいきましたか?

このようなレースに参加するのはいつもワクワクする。シクロクロスの年間最大のレースで、観客もたくさん集まる。また参加できてよかった。

 

しかし、パンツが破れたのはフェンスだったのかどうかは未だに不明。Garminも落ちてしまったのだから、かなりの衝撃があったのは間違いない。ただ、このGarminはレース後に戻ってきている。まあ、ケガがなかったので良かった。

 

もし、もう一戦走っていたら

今シーズンのワウト・ファンアールトのシクロクロスの結果は

  • 12月23日 スーパープレステージュ第5戦モル 欠場
  • 12月27日 アーゼンクロス ロエンハルト 4位
  • 01月04日 スーパープレステージュ第7戦グルレーゲム 優勝
  • 01月05日 UCIワールドカップ第9戦デンデルモンデ 優勝
  • 01月19日 UCIワールドカップ 第10戦ベニドルム 4位
  • 01月25日 UCIワールドカップ第11戦マースメヘレン 2位
  • 02月02日    UCIワールドカップ 2位

 

結局ワールドカップまで、5戦。これはケガで欠場したマチュー・ファンデルプールの7戦と比べて2戦少ない。

もし、仮に1/26 (日曜日) ワールドカップ第12戦ホーヘルハイデ(オランダ)も出ていたら、ランキングは17位ではなく、もっとランキングは上だったはず。

ホーヘルハイドは、ベルギー代表監督からも出たらと言われていた。出ていたら4列目スタートとはならなかっただろう。

3列目か、2列目ならば結果は変わっていたはず。これはワウトも納得済みなので仕方のないことだけど。

最終的なタイム差は45秒。マチュー・ファンデルプールもパンクしたけれど、それほどワウト・ファンアールトのペースがマチューに比べて遅かったとも言えない。

まあ、ワウト・ファンアールトが世界選手権に出場してくれただけでも良かったというしかない。

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