タデイ・ポガチャル(UAE-Team Emirates)は、2年連続のツール・ド・フランス制覇に向けて今シーズンも絶好調だ。
だが、ポガチャルは通常ツールを目指すライダーが調整レースとして利用する クリテリウム・デュ・ドーフィネに出場しないという。
昨年は クリテリウム・デュ・ドーフィネでは総合4位でツールに望み、第20ステージでプリモッシュ・ログリッチを大逆転したのは皆さんもご存じの通り。
高度トレーニングで調整
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今シーズンのタデイ・ポガチャルの成績を見てみると
ここまでは抜群だ。
初めてのツール・ド・フランス制覇にモニュメント制覇も追加している。
ツール・ド・フランスは6月26日に開幕するが、タデイ・ポガチャルが調整レースとして選んだのは、6月9日から始まるツール・ド・スロベニアの5ステージ。
5月は全くレースをしないことになる。5月はアメリカに渡りシエラネバダ山脈で3週間過ごすようだ。
更に、フランスアルプスのティーニュでツール前に高度トレーニングを行う。高度トレーニングはグランドツールの成功に不可欠であると考えられており、トレーニングキャンプの管理された環境を好むライダーは増えている。
昨年のプリモッシュ・ログリッチのように クリテリウム・デュ・ドーフィネでケガを負ってしまっては元も子もない。
高度トレーニングに取り組むのは、エガン・ベルナル、プリモッシュ・ログリッチも同じだ。
タデイ・ポガチャルは、チームのホームグランドであるUAEで一度トップフォームにコンデションを調整して上げている。
その後、春のキャンペーンに参加し、素晴らしい成績をおさめたが疲れも取らないといけない。タデイ・ポガチャルの目標はツール・ド・フランスとオリンピックもあり特別な配慮が必要だ。
タデイ・ポガチャルはツール・ド・スロベニアには3回出場しているが、表彰台に立ったことはない。2018年の4位が最高順位だ。
ケガをすることなくレースの望むことも重要だし、高地トレーニングでコンデションを高めるのも必要だ。
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