スーパープレスティージュ2023-2024第1戦オーベレルエイセ　激戦を制したのは?

UCIワールドカップ第1戦ウォータールーに続いて、スーパープレスティージュも第1戦が開幕。

ワールドカップでは、ついにエリートでスヴェン・ネイスの息子、ティボー・ネイスが勝っている。皇帝の息子は、今年ブレークするのか。

このスーパープレスティージュ第1戦でもティボー・ネイスが登場。ワールドカップでは、2位となったエリ・イーゼルビットはクリートに問題があった。

この第1戦ではどうなるだろうか。

 

第1戦オーベレルエイセ

 

昨年のワールドカップ第6戦とコースは似ている。スタートから階段近くまで登る。最初の数百メートルには、表面が悪すぎたため、マットが付いたプレートがある。

階段の後、森と牧草地のコースとなる。赤いフェンスが特徴のコースだが、今日は雨で路面状態が悪い。

 

女子エリート

スタート前。

 

有力選手は勢揃いだけど、Alpecin-Deceuninckのパック・ピーテルスはいない。

 

さあ、スタート。

 

トップで飛び出したのは、マリン・シュライバー。

 

はやくも、2番手にフェム・ファンエンペルが上がってくる。

 

あれれ、開始3分たたないうちにフェム・ファンエンペルの独走が始まってしまった。

 

2番手はマリン・シュライバー。

 

残り4周

2位に、Alpecin-Deceuninckのセイリン・アラマバードが上がっているが、かなり離れている。

 

セイリン・アラマバードは、単独の2位となりそう。

 

すでに38秒離れた。小さな、ドローンが後ろを飛んで撮影している。

 

残り3周

もう、セイリン・アラマバードの姿が見えなくなった。

 

全くもって危なげなく、フェム・ファンエンペルが独走勝利。これでシーズンが始まって3連勝。今年も女王健在のようだ。

 

2位にはセイリン・アラマバード。最終的に54秒も引き離されてゴールしている。

 

リザルト

フェム・ファンエンペルのコメント

今日はまあまあのフィーリングだったので、とにかくいいレースをしようと頑張った。リードがあんなに大きくなるとは、夢にも思わなかった。

たぶん、米国のワールドカップの後の休養が良かったんだと思う。もっと頻繁に休むべきね。平日は少しゆっくりして、週末にバンバン走る。

チーム内では、自分がどう感じているかに耳を傾けるべきだということで合意している。私がまだ若いことを忘れている人もいる。また、自分自身に “もう少し頑張る “と言うのはとても難しいことだ。でも、私の周りにはそれをよく監視してくれる人たちがいる。それはとてもいいことだよ。

レース中、優勝を確信してペースを落としたのでしょうか？

主にレースをうまくアレンジした。ある区間では少し楽をしたし、別の区間ではスピードを上げようとした。いいバランスだったと思う。

 

2位のセイリン・アラマバードのコメント

2位で足止めを食らったけど、可能な限り最高の結果を出そうとベストを尽くした。成功したから満足できる。バイクの上で罵倒していたよ。前に出たのは4分の3周後で、そのときには彼女はもういなかった。 もう1度トライしたが、鳥は飛んで行ってしまった。もちろん残念だった。

世界チャンピオンがスキップするクロスカントリーのレースを待たなければならないのだろうか？

もちろんチャンスはある。彼女がいなければ、コースをハードにするのは私たち次第。それも有効でしょう。フィーリングが良くて、頭の中も良ければ、うまくいく。

 

 

インゲ・ファンデルヘイデンのコメント

しばらく待たされたけど、また上位で戦えそうな感触がある。まだ一歩前進したいとは思っているけれど、表彰台を争うことができれば、信じられないくらい満足だよ。

今シーズンのスタートは、期待していたものとはほど遠いものだった。だから、再び上位で戦えるようになったことは、私にとって大きな勝利だ。まだ期待していなかったからね。ここからまた、さらに先を見据えることができる。

 

 

男子エリート

ロードでも勝利しているティボー・ネイス。ワールドカップも勝利しており注目のまとだ。

 

スタート前。手前は、ヨリス・ニューウェンハイス。

 

まずは、ティボー・ネイスがトップでスタート。

 

テクニックは素晴らしいティボー・ネイス。早くもトップに。

 

すぐに、エリ・イーゼルビットが前に。

 

雨の影響はないようで、ドロドロの区間は少ししかない。

 

ティボー・ネイスが先頭に立つ。ヨリス・ニューウェンハイスが3番手に上がってくる。

 

先頭がコロコロと変わる。

 

残り6周

先頭はケビン・クーン。ラース・ファンデルハールが続く。

 

またも、エリ・イーゼルビットが先頭に。

 

小さな巨人。エリが独走を開始した。

 

ドローンが後ろから撮影。

 

2番手はケビン・クーン、マイケル・ファントーレンハウトと続く。

 

残り5周

2位以下は団子状態。

 

ティボー・ネイスが転倒から戻ってきた。2位だ。左膝からは出血が。

 

先頭のエリ・イーゼルビットがカーブで落車しそうになる。

 

ティボー・ネイスは、2位グループの先頭を走り続ける。

 

残り4周

ティボー・ネイスが少しリードして残り4周に。

 

ラース・ファンデルハールがバイク交換で順位を落とす。

 

タイム差が16秒から10秒と縮まってきて、後ろに姿が見え始めた。

 

ラース・ファンデルハールが、エリ・イーゼルビットを抜いてトップに。

 

残り3周

先頭は4人の戦いに。

 

ラース・ファンデルハール、エリ・イーゼルビット、ティボー・ネイス、マイケル・ファントーレンハウトと続く。ミスをしたら負けだ。

 

ティボー・ネイスが先頭に立った。

 

今度は、ラース・ファンデルハールが先頭に。

 

残り2周

ラース・ファンデルハールが少しリードしている。

 

　

3人がバイク交換。

 

ラース・ファンデルハールがリードを広げた。

 

ティボー・ネイスが単独2位に。

 

残り1周

2秒差で、ティボー・ネイスが続く。

 

すでにティボー・ネイスは追いついている。

 

エリ・イーゼルビットが追いついてアタック。

 

ティボー・ネイスがつかれたか。下を向いている。エリ・イーゼルビットが飛ばす。

 

エリ・イーゼルビットが登りで飛ばす。

 

ティボー・ネイスは張り付いている。

 

下りでエリ・イーゼルビットを抜いたティボー・ネイスが落車!

 

エリ・イーゼルビットが突っ込みそうに。

 

勝負あった。ここでティボー・ネイスは後ろのマイケル・ファントーレンハウトにも抜かれてしまう。

 

エリ・イーゼルビットがついに今シーズンの初勝利をあげた。過去2戦はアクシデントでうまくいかなかったが、ようやくの勝利だ。自分自身で26歳の誕生日プレゼントを掴んでいる。

 

ティボー・ネイスは、同じく落車したラース・ファンデルハールにも抜かれて4位でゴール。2回も落車しては、勝てない。スプリント力があるのだから、最後のゴール勝負にかけても良かったのでは。

 

リザルト

エリ・イーゼルビットのコメント

プロ通算40勝目でもあるし、いい日だけどね。スタートでグリフォに乗り換えたんだけど、これがよく膨らんでくれた。でも雨が降ってきて、サイに戻らなければならなくなった。しばらくは精神的に辛かった。でも、最終ラップは自分を出さなければならないと思った。ギリギリのところで、ミスが勝敗を分けた。

グリフォのままでいられたら、もう少しパワーを無駄にしなかったと思う。でも、もちろん雨が降り始めた。そこで私はサイを選択した。上り坂で脚が少し満たされたからだ。

タイヤを履き替える必要はあったのだろうか?

そうだね。石の床みたいなものだからね。ちょっと水をかけるとすぐに滑るんだ。本当に滑りやすかった。技術的にちょっと優れているライダーもいる。例えば、マイケルがグリフォにとどまったのは知っているけど、僕には無理だった。

最終ラップ、ティボー・ネイスはトップに立った後に転倒してましたが。

2回目のマテリアルポストで来ると思ったけど、来なかった。彼は実質的に不可能な場所で、ものすごい速さで私を追い越した。彼が私を追い越したとき、私はこう思った。

とにかくコーナーの結果が良くなりそうだったから、小さなギャップを残したかった。彼は激しく転倒。幸い、私は転ばなかった。そのおかげで勝利をつかむことができたんだ。

 

2位のマイケル・ファントーレンハウトのコメント

私自身は、ここ数週間よりもコンディションが少し良くなったことを特に嬉しく思っている。

2位が5回、3位が6回……これが1ヵ月弱のレースを終えたPauwels Sauzen – Bingoalの戦果だった。大きな勝利はなかった。

ここ数年、私たちは甘やかされてきた。シーズンの最初の数ヶ月はいつもクロスに勝っていたからね。本当に恥ずかしかったと言うつもりはないが、勝利への衝動は強かった。

自分たちがうまくいっていることは分かっていたし、みんなステージからよく戻ってきていた。だから遅かれ早かれ入賞する必要があったんだ。

まずティボー・ネイスを排除しなければなりませんでしたね。

自分も逃げようとしたが、ティボーが戻ってくると感じた。だからラース・ファンデルハールとエリが戻ってくるのを待った。チームプレーができれば、いつもより良くなる。

素晴らしいバトルになった。ティボーのような人がいて、クロスに特別なスペクタクルを与えてくれるのはとてもいいことだ。あのようなレースでトップに立てれば、さらにいいことがある。

アメリカでやや体調を崩し、まだベストの状態ではないようですね。

コンディションがまた良くなってとてもうれしい。これを土台にできる。最初の目標はヨーロッパ選手権だが、そのためにはまだ何パーセントか上乗せしなければならない。

もし優勝を繰り返したら、ベルギーのジャージを着ることはできないのだろうか？

そんなことはどうでもいい。ヨーロッパのタイトルをフルに狙いたいんだ。

 

3位のラース・ファンデルハールのコメント

ティボー・ネイスは最後までプッシュしなかったから、僕は3位をプレゼントされたようなものさ。

それ自体もいいことだよ。ベリンゲンでは彼にやられたけど、今度は僕がやり返す。今日、誰がベストかはっきりわかったと思う。

彼が転倒したのは不運だったが、私は彼が挑戦し、若さを見せるのが好きだ。彼は本当に戦っている。あそこでやらなかったら、やられるかもしれないし、勝てないかもしれない。彼はオール・オア・ナッシングを敢行し、それを目指している。それが好きなんだ。

エリとの差を詰めたところで、彼らはポストに入っていった。ティボー・ネイスがいいのは知っていたから、彼があの選手たちにプレッシャーをかける心配もなかった。

だからずっとプレッシャーをかけていたんだ。彼らはまたずっと乗り続けなければならなかった。それが今、僕とティボー・ネイスが一緒にできる最も重要なことだ。でも今、彼らはとにかくまた勝っている。我々は努力を続ける。

 

4位のティボー・ネイスのコメント

実際、戻ってきたときにはすでにレースに勝っていた。それにはとても満足している。今日もこんなに良いとは思っていなかった。偵察中は鼻が詰まっていたりして本当に気分が悪かった。

実際、スタートは良かった。エリ・イーゼルビットが物事を進めてくれたので、それが私にとって理想的だった。

2周目でペダルがポールの後ろに引っかかってしまい、飛び降りてしまった。25番手くらいから始めた。それから私は全員を一人ずつ迎えに行った。完璧なペースを見つけて、先頭に戻ることができた。

最後から２周目で難しい瞬間を迎えたが、最後の下りで先に行けば勝てると分かっていた。本当はもう一つ早く曲がり角を通過したかったのだが、エリはドアをしっかりと閉めていた。

それからすべてはその下り坂だった。私は毎周そこに完璧なラインを選択していた。森の中は本当に暗くて、グラスを通してもほとんど見えなかった。放り込んでみようと思ったんだけど、うーん…リスクが大きすぎる。

最も満足した点は何ですか?

気持ちについて。レースに勝てたという事実が私にとって最も重要なことだ。私自身も楽しかったです。