コンプレッションウェアは1996年にアンダーアーマーが世界で最初に発表しました。
自転車のコンプレッションウェアといえば2XUが有名ですが、SKINSにもありました。
今回は、SKINSのコンプレッションジャージの紹介です。
コンプレッションウェアの効果とは
コンプレッションウェアはアメリカンフットボールの選手であったアンダーアーマーの創業者ケビン・プランクが、自らのアスリートとしての経験と感性を元に商品化された製品です。
いまではスポーツ選手のみならず、ワークマンや一般の人でも疲労軽減・ケガの予防などの用途で幅広く使われています。
皆さんも使われているのでは。
筋肉振動の抑制による疲労回復効果
コンプレッションウェアを着用すると、その着圧により筋肉や組織が圧迫され筋肉の振動が抑制されます。
運動時、筋肉は常に細かく振動しています。振動することによって筋紡錘が引き伸ばされて筋放電が生じます。筋放電は、最大発揮筋力や神経伝達速度を低下させるので、パフォーマンスを下げる要因の一つとなっています。
運動時の筋振動を抑制することは、無駄なエネルギーの発散を抑えることにつながり、筋肉疲労の軽減につながり、疲労回復効果を高めることができます。
血中乳酸濃度の抑制による筋肉のサポート
コンプレッションウェアによって、血中乳酸濃度の上昇を抑制する効果もあります。
コンプレッションウェアを着て実験された例があります。
参考運動後のコンプレッションウェアの着用が筋機能の回復や筋損傷に及ぼす影響の解明
その結果、コンプレッションウェアを着用することで、筋繊維の損傷が抑えられ血中乳酸濃度の上昇を抑制したことで、総疾走時間の増加、無酸素性作業関値の増加という効果が得られました。
長くより快適に動作出来るということですね。
快適性の向上
夏の甲子園で行われる高校野球の球児が長袖のコンプレッションウェアを着ているのを良くみます。
コンプレッションウェアは、速乾性・吸収性に優れています。
汗をかいても、すぐに放湿する機能もあるので、べたつきや蒸れたりする不快感は軽減されます。逆にすぐに冷えるために体感温度も下がります。意外に暑くないというのが本当に着用している人の言葉です。
冬場は、上着の下にコンプレッションウェアを着用していると、汗蒸れもなく快適に過ごすことができます。
SKINSの場合には
SKINSは、1996年にオーストラリアで生まれました。スキンズの創設者であるブラッド・ダフィが、オーストラリアを拠点に、欧州、アジア、北米に飛行機で移動する際、身体のストレスのかからない快適なフライトができるように開発されたのが始まりです。
日本には、2007年に上陸して、「着るサプリメント」として今では多くの方が着用しています。
大谷翔平選手も使ってますね。
動的段階的着圧
SKINSの場合には、単にきつく締めるのではなく、それぞれの位置に適したレベルの着圧を与えます。
また筋肉の振動や怪我のリスクの軽減をサポートし、身体の負担をリカバリーするため、連戦やトレーニングを効果的に行うことが可能です。
SKINS C400 メンズロングスリーブジャージ
実は買ったのは、かなり前でタンスの中に眠ってました。
これとベストとレッグウォーマーがセットで脅威の83%引き。
実は、サイズがXSだったのです。売れ残りですね。
ただ、自分は半袖ジャージにアームウォーマーで走るスタイルだったので長袖の薄手を着て走るという習慣がありませんでした。
何故なら、暑くなるとアームウォーマーならすぐに脱ぐことが出来るじゃあないですか!
長袖だと脱げないし、暑いんじゃないかと思ってたんです。
それで、今年になって初めて着始めたというのが本当の所です。
これまで年に1回くらいしか着てませんでした。
デザインはとても良いと思います。
今年の秋は大活躍
日焼けを気にするようになって、なるべくアームウォーマーをして走るようになった今年の夏。
ライドしていると、真夏なのに長袖・長タイツで走っている人を良く見かけました。
気になっていたので、コンビニなどで一緒になった時には、すかさず
着用してみると
サイズはXSなんですが、とにかく腕の締め付けが半端ないです。
と、いうか着るのに苦労するくらい腕がきつく感じます。
でも、着る時だけなんです。着てしまうとそうでもないです。
サイズがXSなのに腕の長さは余る^^;
私は腕が長いはずなのですが手首まで隠れます。
とにかくタイトなので、風でバタつくことは全くないです。
暑さは
夏にも、山岳で着ましたが思っているほど暑くないです。
それは、後ろの背中のVの字の部分の白い部分がメッシュになっているからです。
Sの文字が見えるでしょうか?
ここがメッシュなので汗が抜けてくれます。もともと汗をかかないタイプなのですが山でも汗が出なくて助かります。
さらに、腕の後ろ側もメッシュになっているので腕も熱くならないのです。
ポケットが横にジッパー付でついているので、小銭や鍵などをいれるのに重宝してます。
●の部分が蛍光になっていて夜は光るようになっています。
ジャージの前を開けた部分の写真ですが、汗をかく部分がメッシュになっているのが良くわかります。
今年は異常に暖かいので、今でもヘビーローテーションで着ています。
適応温度帯は14℃まで、ベストを着ていれば走れます。当然下はインナーを着た状態です。
12℃くらいまで下がるとウインドブレーカーをポケットから出して着ます。
エアロ系ジャージが良い
UCIがジャージに関する規定を新たに2019年から設けたのは皆さんも知っていると思います。
1mm以上の突起を設けてはならないと。つまりエアロ目的で作られたものはダメであるというのです。
チーム・スカイの選手が着ていたボルテックスジェネレーターはデザインとみなされたようでUCI規定に合致しています。
写真の袖の所にある突起のデザインです。
技術の進歩で、タイムが上がるならばそれは嬉しいことだと思うのですが。
どうしてこうもUCIはつまらない規定ばかり作るのか、まるで日本の第3のビールの税金を上げるのと同じように思えるのは私だけでしょうか? ちょっと違うか^^;
メーカーが一生懸命に作っているものを売れない製品にしてしまっては売上にも影響を及ぼすと思うんですけどねえ~。
完全に横道にそれましたが、ジャージなどはタイトなものを着たほうが空気抵抗も間違いなく減るので楽に走れます。
私もエアロなジャージが欲しいですが、高いですよね~。
サイクリングではあんまり関係ないし^^;
私は、とても痩せているのでタイトなジャージやタイツを探すのが大変です。
なのでSKINSのようなコンプレッション系のジャージやタイツはとても助かります。
まとめ
SKINSの製品はとっても良いです。アームウォーマーもレッグウォーマーも適度な締め付けがあって気持ち良いです。SKINSのサイクルパンツも持ってます。UCI規定に違反してますけど。
ただ、どれもこれも使いすぎてケバケバなので新しいコンプレッションの物を探しているのですが中々コンプレッションのレッグウォーマーとかはないです。
コンプレッションウェアはプラセボ効果じゃないの? と言われそうですが、これについても研究されていてコンプレッションウェアはプラセボ効果ではないとされています。
効果は間違いなくあるので、私も積極的に使いたいと思ってます。
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