自転車チームの運営というのは難しいようですね。
常勝チームであるクイックステップであっても毎年スポンサー探しに苦労してますからね。
UCIウィメンズチーム「Trek-Drops(トレックドロップス)」もチームの存続をかけての資金調達に成功したようです。私もTrekに乗っているので気になってました。
Trek-Drops(トレックドロップス)
TREKはTrek-Dropsのファーストスポンサーではあるのですが、既存はDropsというチームでした。
男子のトレックセガフレードとは運営母体自体が別になっています。
TREKがスポンサーとしてお金を出したのでジャージにトレックのロゴが入っている訳です。
Colour The Road(道を彩ろう)
「Trek-Drops」はイギリスを拠点に置く12名のライダーで構成されている女子チーム。
彼女たちが掲げている「Colour The Road(道を彩ろう)」というテーマの通り、Dark Purpleというベーシックなカラーに、女性さしさを演出するカラフルなストライプが印象的なチームキットです。
今年の早い段階で、チームは2019年の新しいタイトルスポンサーが脱退したと発表しました。
そのためチームは、25万ポンドを調達するためにクラウドファンディングキャンペーンを開始しました。
「こんなモノやサービスを作りたい」「世の中の問題を、こんなふうに解決したい」といったアイデアやプロジェクトを持つ起案者が、専用のインターネットサイトを通じて、世の中に呼びかけ共感した人から広く資金を集める方法です。
クラウドファンディング成功
チームは、彼らを救った200人の支持者に感謝している。
12月4日の火曜日の朝、Trek-DropsはTwitterでチームが救われたことを発表しました。
We want to thank everyone that funded, shared and made noise about our recent Crowdfunding campaign, the amount of love that we received was very humbling and meant so much to everyone involved in the team. 1/3 pic.twitter.com/owfFlz42fL
— Trek-Drops (@TrekDrops) 2018年12月4日
チームは次のように述べました。
私たちは、クラウドファンディングキャンペーンに資金を提供したくれた皆様方に感謝したいと思います。私達が受け取った愛の量はとても大きく、チームに関わる全員に大きな影響を与えました。
これは、新しいメンバーのクラブ、プライベートなオフライン寄付、いつくかの新しいチームパートナーを結成しています。
“Dropsチームは2019年に#Colour The Roadを続けます。”
クラウドファンディングキャンペーンを通して、チームは目標を達成し199人が25,312ポンドを寄付しました。
EF Education First-Drapacのクラウドファンディング
昨シーズン、ワールドツアーチームのEF Education First-Drapacは、タイトルスポンサーが撤退した時に、同様のクラウドファンディングプロジェクトを開始して救われました。
4,000人以上の人々が寄付をして50万ドル(39万ポンド)を寄付しました。このキャンペーンの宣伝により、新しいスポンサー「EF Education First」がチームを救いました。
Trek-Dropsは、タイトルスポンサーであるTrekが自分たちの女性チームを撤退して、プロツアーチームを設立する意思を表明した7月以来疑念を抱いていたのです。
Trekは女性のワールドツアーチームを発足しようとしています。
自転車チームの存続というのは難しいようですね。何をともあれチーム活動が出来ることになって良かったと思います。クラウドファンディングは新しい形のスポンサー獲得方法の一つとなりましたね。
Trek-Dropsは、イギリスで唯一のUCI女子チームとなりそうです。
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