シマノのマレーシア部品工場が6月15日から完全に閉鎖される。
これはコロナにより、政府からの指示が出ているからだ。これまでは6月1日から60%の稼働で動いていた。
シマノは6月15日以降、再開できる日付は不明であると述べている。
新型Dura-Aceが目撃されているけど、新製品の販売に影響はないのだろうか?
さらに供給不足になる可能性
これまでの所、マレーシア政府は、6月15日以降に行われる決定を通知していない。
封鎖前は、マレーシアでは一日当たり8,000件のコロナの発症があった。
政府の目標は一日4,000件未満にすることだが、以前として5,000件を越えているので、シャットダウンは無期限に延長される決定となっている。
いまだに、マレーシアのワクチン接種率は4%で日本よりも低い状況だ。これでは、中々状況が改善されるのは難しいだろう。
ワクチンの接種率が上がらないと、感染状況が収まるとは言えない状況では厳しいものがある。
Dura-Aceの生産は
気になるのは、パーツ供給が更に減ってしまうことだが、マレーシアのケント工場では何が生産されているのだろう。
1990年に設立されたマレーシア工場では、低価格のハブ、ディレイラー、ホイール、ペダル、フリーホイール、ブレーキの製造をしている。
最も高級なDura-Aceなどは日本の堺工場で生産されている。だから品質も良いけど、人件費も高くつく。新型Dura-Aceの生産には問題はないようだ。
だが、皆がDura-Aceを買える訳ではない。多くの人はミッドレンジのコンポを使っているし、初心者の人ならば、エントリーレベルのバイク購入となるはずだ。
私も、左のシフターはティアグラだし、リアディレーラーもアルテグラでバラバラだ。
結局マレーシアの工場閉鎖によって、最も影響を受けるのはエントリーレベルとミッドレンジの製品となる。
これらはより手頃な価格のバイクに搭載されており、最も多くの人々に影響を与えることになる。どちらにしても、早く工場が稼働できることを祈っておくしかない。
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