ShimanoのHollowtechクランクのリコールの問題。Shimanoは11速ホローテッククランクの剥離の兆候がないか検査するため、リコールしていた。
2026年2月、長らく注目されていたShimano製クランクの「接着剥離」問題に関する米国の集団訴訟が、裁判所の最終承認を得て和解に至っている。
これにより、対象製品を持つユーザーへの補償内容や対応策が法的に確定した。
訴訟の経緯と決着
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この集団訴訟は、ShimanoのHollowtech II(ホローテックII)ロードバイク用クランクセットの一部モデルにおいて、接着部分が剥がれたり分離したりして破損する恐れがあるとして、米国でユーザーらがShimano、および完成車メーカー(Specialized、Trek)を相手取り提訴していたもの。
2023年9月にシマノは全世界で大規模な「無償点検・交換プログラム」を発表していた。
今回の和解により、このプログラムが米国における法的解決策として正式に認められた形となる。
対象となるモデル
和解の対象となるのは、2019年7月以前に製造された以下の11速クランクセット。
- Ultegra(アルテグラ): FC-6800, FC-R8000
- Dura-Ace(デュラエース): FC-9000, FC-R9100, FC-R9100-P
- ※特定の製造コード(KFからRFまでの2文字コード)が刻印されている製品が対象
1. 点検体制の強化
Shimanoは販売店に対し、より精密な点検を行うための拡大鏡(照明付き)を無償配布し、点検マニュアルの遵守を徹底させる。
これにより、目視では見逃されるような微細なクラックや剥離の兆候も発見しやすくする。
2. 過去の交換費用の返金
2023年9月21日以前に、接着剥離や破損が原因で自費でクランクを交換したユーザーに対し、その費用の払い戻し(リインバースメント)を行う。
- 申請期限:2026年8月4日まで
- 条件:破損を示す証拠や領収書の提出が必要
3. 保証期間の延長
対象クランクセットについて、接着剥離に関する保証期間が2027年7月29日まで延長される。点検で「異常なし」とされた場合でも、この期間内であれば問題発生時に保証が適用される。
今回の和解は米国国内のユーザーを主な対象としてるが、Shimanoが全世界で展開している「無償点検プログラム」の信頼性を法的に裏付けるものとなる。
Shimanoは声明で「この和解が将来の業績に与える影響は軽微である」としているが、世界中のロードバイクユーザーに不安を与えた一連の問題は、法的な区切りを迎えることになった。
まだ点検を受けていない対象クランクをお使いの方は、安全のために早急にお近くのShimano指定販売店で点検を受けることを強く推奨している。
詳しくは以下の公式サイトにて





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