ロードバイクの情報を発信しています!

Shimanoクランクのリコール費用は超巨額に

機材情報
Photo credit: Glory Cycles on Visualhunt.com
この記事は約3分で読めます。

Shimanoは11速ホローテッククランクの剥離の兆候がないか検査するため、リコールしている。

 

2012年6月1日から2019年6月30日までに製造されたすべてのクランクセットは検査が必要で、Shimanoの予測では、交換が必要になるのはごくわずかな割合だけになると予想していた。

しかし、無料点検にかかる費用は莫大なものとなっている。

 

スポンサーリンク

Shimanoの苦境

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

The ghost of Junzo Kawai(@thanksshimano)がシェアした投稿

 

Shimanoの2023年の報告書には、「2019年6月30日以前に同社が製造した一部の接着11速ホローテックIIロードクランクセットに接着剥離や層間剥離が見られ、隙間やクリアランスが生じる可能性がある」検査に要した費用が詳細に記載されている。

同社の連結損益計算書によると、「無料点検による損失」は総額176億2,500万円となり、Shimanoの費用は27億6200万円となっている。かなりの金額だ。

 

Shimanoの2023年の売上高は、前年比29.5%減の3,646億7900万円となっている。営業利益は55%減の652億5,100万円と半減。

また、2022年の自転車部門の第 4 四半期の売上高は 1,327億 8,200万円あったが、2023年第4 四半期の売上高は合計752億 3,600万円で、43%も減少している。

無料点検の費用も莫大で、米国でホローテック製クランクセットの大規模リコールに対して、集団訴訟が提起されている。Shimanoは踏んだり蹴ったりだ。

 

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました