英国のコンチネンタルチームSaint Piranがチーム閉鎖となってしまった。
Saint Piranは、2022年から財政難となっており、Lapierreとのバイクスポンサー契約がなくなっていた。
そのためノーブランドの中国製のフレームのバイクに切り替え。チームメンバーは、中国製だと知っていたけれど、UCIの偽りのステッカーが貼ってあることは知らなかった。
UCIのステッカーを勝手にはり、上から透明のラッカーで塗装したのだから困ったものだ。当然レースからは締め出されていた。
これが直接の原因ではないけれど、Saint Piranは、2025年シーズンの新しいスポンサーが見つからなかった。
英国のチームはなくなる
Sad News: No @SaintPiranTeam team for 2025 — Turbulent media coverage hits sponsorship opportunities for next year for the Cornish team so the UCI Continental Team and Saint Piran WRT Elite Development Team will not take to the start line in 2025 ;-( https://t.co/ylHT00jO9i pic.twitter.com/KsBD8044Q3
— British Cycle Sport (@VeloUK) November 27, 2024
Saint Piranは、2024 ジャパンカップにも来日しており、ジョシュア・ルドマンが第4ステージで勝利している。
この時にも、ノーブランドの中国のフレームに乗っていた訳だ。
英国には、プロを輩出するコンチネンタルチームが多くあった。
- Trinity Racing
- Ribble Weldtite Pro Cycling
- Canyon dhb SunGod
- SwiftCarbon Pro Cycling
- Lifeplus Wahoo 女子チーム
- Team WIGGINS Le Col
Saint Piranが消滅することで、英国のコンチネンタルチームはなくなってしまう。プロに注目されることも少なくなってしまう。
Saint Piranには、Team Qhubeka NextHashで走っていたハリー・タンフィールドもいた。
また、株式トレーダーからプロライダーとなった元Alpecin-Fenixのアレクサンダー・リチャードソンもいた。
Saint Piranは、8年間の活動に幕を下ろす。私には良くわからないが、英国のチームが次々になくなるのは、英国のEC離脱とは関係ないのだろうか。
EC離脱により、英国は苦境に立たされているように思えてならない。
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