ブエルタ・ア・ブルゴス第2ステージでは、残り500mで大落車が発生。
ゴールは、Jumbo-Vismaの3人だけが飛び込んでくるという奇妙なゴールとなってしまった。
ライダーからは、多くの批判の声が上がっている。ライダーの声を聞いてみると当然な感じがする。
安全と判断されたのか?
2ª etapa | #VueltaBurgos
🏁 Último km llegando en un sprint accidentado a Villadiego
🥇 @TimoRoosen – @JumboVismaRoad
🥈 @edoardo_affini – @JumboVismaRoad
🥉 @chrisharper94 – @JumboVismaRoad #Burgosesciclismo #cycling pic.twitter.com/FvabEHt29L— Vuelta a Burgos (@VueltaBurgos) August 3, 2022
動画がみると、先頭のエドアルド・アッフィニがスピードバンプがあることを腕を広げて知らせている。
だが、3番手を走るデヴィト・デッカーにはわかるはずもない。下りで見えない状態で道路に段差があれば誰だって身体が浮いてしまうのは当然のことだろう。
先頭を走っていた、エドアルド・アッフィニはゴールで二人を祝福するボーズを取ったことで批判されている。
これについてツイッターで以下のようにコメント。
1. みんながここにデタラメを書き始める前に、はっきりさせておきたいことがあります。私は完全にリードアウトの努力をしていた。
残り200mでチームメイトに抜かれるのを見たときは、確かに喜んだ。でも、そのときは背後にある大惨事のことは知らなかったんだ。
2. 関係者の皆様には大変申し訳なく、悲しい思いをさせてしまいましたが、どなたも大きな傷を負われないことを願っています。
親愛なる UCI_cycling
あれだけのことがあったのに、超高速区間からのラスト500mであんなに高いスピードバンプのあるフィニッシュを許すなんて、恥ずべきことだ。許せない。
ディビット・デッカーはツイートでは以下のようにコメントしている。
チームメイトのティモ(レースに勝った!)やエドアルドが応援して喜んでいたことについても文句を言っている人がいる。
彼らは何が起こっているのか知らなかったし、このスピードとフィニッシュの近さでは、知ることは不可能だ。私は文句を言わないから、誰もこんなことしちゃダメだよ🙏🏼💪🏼。
走っていた時の並びは、エドアルド・アッフィニ、ティモ・ローセン、デビット・デッカー、クリス・ハーパー。
4番手を走っていたクリス・ハーパーはギリギリで回避している。物凄い反射神経だ。Quick-Step Alpha Vinyl Teamのダヴィテ・バッレリーニは、フェンスの外まで吹き飛ばされてしまった。
ゴールレイアウトについては、2020年12月に、ゴールの安全基準や脳震盪に関する安全プロトコルをUCIが発表している。
ゴールレイアウトについては、レース開始の数週間前にルートのリスクを評価・改善するようになっているはず。
これが守られてなかったことに、ライダーは怒っている。当然だろう。
ツール・ド・ボローニュ第5ステージでも
💥Fuerte caída en el Ultimo kilómetro de la Etapa 5 del Tour de Polonia 2022 🇵🇱 #TdP22 #TdP2022 #Ciclismo #Noticiclismo pic.twitter.com/JJeepugVOn
— NotiCiclismo ▶ #VueltaBurgos (@Noticiclismo1) August 3, 2022
上記は、同日に開催されたボローニュのゴール前の落車シーン。
こちらは、スピードが上がった場面で90度のカーブに集団で突っ込んでいる。これでは、落車が起きてしまうのも無理はない。
こちらも、生きのこったライダーだけでのスプリントとなった。
Jumbo-Vismaのオラフ・コーイはギリギリで回避。マイク・テウニッセンは落車してしまい、ツイートで以下のように述べる。
この道路はアイスリンクより滑りやすいから*🤷🏼♂️。
両方の落車で、骨折とかの大けがの報告はまだ入っていない。打撲、擦過傷などはあるだろうけど、長く走れなくなるような事故がなかったのは不幸中の幸いかもしれない。
防げる事故は、ないほうが良いに決まっている。UCIはライダーの安全について、もう少し真剣に検討するべきではないだろうか。
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