ベルギーの怪童、レネコ・イヴェネプールがDeceuninck – Quick Stepと2023年まで契約延長を発表。
エディ・メルクスの再来とも言われるレムコは、来年はツール・ド・フランスには出場しない。
その代わりに東京オリンピックのタイムトライヤル優勝を目指す。
ベルギーの輝ける才能は、20代前半を母国ベルギーチームで走り続けることになる。
2023年までの長期契約
19歳のレムコは、世界ジュニア選手権の、タイムトライアルとロードレースの世界タイトルを獲得した後、今シーズン、ジュニアランクから直接プロに転向した。
注目すべきデビューシーズンで、元フットボール選手はベルギーツアー、クラシカサンセバスチャン、ヨーロッパタイムトライアルタイトルを獲得し、エディ・メルクスと比較されることもシバシバだ。
Deceuninck-Quick-StepマネージャーのPatrick Lefevereは、去年の夏にレムコと契約するため、代理人として行動するレムコの父親との契約を結んだと発表した。
この時には、正式ではなくて口約束のようなものだったらしい。
レムコは、当初2020年までの契約となっていたが、新しい延長の契約を正式に発表した。
Hello, everyone! I am happy to announce that I’ve signed with Deceuninck – Quick-Step until the end of 2023! #TheWolfpack is a second family to me, we share the same vision and mentality, and we will continue to work hard and improve in order to reach our goals!#wolfpackrules🐺 pic.twitter.com/NkDC2k6WWb
— Remco Evenepoel (@EvenepoelRemco) 2019年8月23日
「Deceininck-Quick-Stepでの滞在を延長できたことを嬉しく思い、誇りに思っています。この素晴らしいグループと共に将来を築き続けていきます。
チームは最初から私を信じており、それは大きな意味があります。
Deceininck-Quick-Stepは私にとって完璧な環境、情熱、プロフェッショナリズム、コミットメントで改善するために一緒に働いている2番目の家族であり、これは私にとって非常に重要な側面です」
とレムコは述べている。
将来の目標
レムコは、アルプスでのトレーニングキャンプを完了し、来週のDeutschland Tourでレースに戻る。
彼は、東京2020オリンピックの出場権を獲得することを期待して、世界選手権でのタイムトライアルベルギー代表の座をターゲットにしている。
チームの未来のために
Patrick Lefevereは常にチームの資金が限られていることを認めており、ジュリアン・アラフィリップとレムコ・イヴェネブールを中心にDeceuninck-QuickStepの未来を描いている。
そのためにチームを去ったのは、スプリンターのエリア・ヴィヴィアーニ。
グランドツアーの総合を狙っていたエンリク・マス。
パリ~ルーベの優勝者フィリップ・ジルベールを解任させ、2020年の名簿を再構築するために多数の下位ライダーに署名した。
チームのGM Lefevereは、未成年であるため代理人のいないレムコとの契約は、両親と話しをしている。
レムコの両親と共にモンテカルロに旅行して、レムコの住む場所を探したりしている気の使いよう。
これも彼の才能を高く評価しているからに他ならない。レムコは、これからも驚きの走りを見せ続けてくれるはずだ。
彼がウルフパックの一員としてクラシックで活躍する日も、そう遠くない。
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