いよいよ、最後のグランツール、ブエルタ・ア・エスパーニャが始まる。
初日は、チームタイムトライヤル13.4kmだ。
オールフラットのこのコースでは、さすがに大きなタイム差はつかないだろう。
だが選手は、初日からゆっくりとはしていられない緊張感のあるスタートをしなければならない。
ファンにとっても顔見せとしては良いステージだ。
サリナス・デ・トレビエハ〜トレビエハ 13.4km
完璧なフラットではなくて、わずかだが登っている部分もある。
全くの直線コースばかりではなくて、トリビエハの市街地をかけめぐるコースだ。
スタート順は、Team Dimension Dataが最初のスタートとなる。
最後にスタートするのは、Movistar。
ブエルタ・ア・エスパーニャのスタートリストには、30か国から176人のライダーが並んでいる。
ここには、過去3人の優勝者の名前もある。
- アレハンドロ・バルベルデ(Movistar Team)2009年優勝
- ナイロ・キンタナ(Movistar Team) 2016年優勝
- ファビオ・アル(UAE-Team Emirates) 2015年優勝
アレハンドロ・バルベルデが39歳で最年長ライダー。最多12回の出場を誇っている。
最年少は、タデイ・ポガチャル(UAE-Team Emirates)20歳だ。
国別のライダーの比率をみると
- スペイン 36人
- フランス 17人
- イタリア 13人
- コロンビア 11人
- ベルギー 11人
- アメリカ 9人
- オランダ 9人
- オーストラリア 7人
- ドイツ 6人
と、続いている。今回新城幸也選手が日本からたった一人の出場となるが、とても楽しみだ。
さて、チームタイムトライヤルの優勝候補は、ツール・ド・フランスそして、UAEツアーでも優勝したTeam Jumbo-Vismaがあげられる。
今回、プリモシュ・ログリッチをエースとして、ツール・ド・フランス総合3位にはいったステェファン・クライスバイクの2本立てでブエルタの勝利を狙う。
強力すぎるラインナップは、他チームに数秒どころではないタイム差をつけるかもしれない。
そして、Team INEOS。今回、春から調子を崩していたヴァシル・キリエンカも出場しタイムトライヤルでは活躍してくれるだろう。
ほかに、上位にきそうなのはMovistar TeamにEF Education Firstといったところか。
まずは、各チームの走りに注目してみよう。
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