クリス・フルームはツール・ド・レン第3ステージの最後登りで先頭集団を引いてアシストした。
これまで、フルームはSTRAVAにたまに投稿していたが、パワーデータは全く公開していなかった。
だが、今回フルームのツール・ド・レン最終ステージのパワーがあきらかになっている。一体どれくらいのパワーで登っているのだろう。
Montée de la Selle de Fromentel
今回のレースでSTRAVAデータを公開をしているのは47名のライダー。
この中でクリス・フルームはリッチー・ポートと並んで、Montée de la Selle de Fromentel の登りでKOMを獲得している。
上の図を見て貰えばわかるが、最初の1級山岳だ。平均出力は390W。これを35分間記録している。
私がストリーミングで映像を見始めたのは2つの山岳が終わって最後の登りに入る前からなので、1つ目と2つ目の山岳をフルームが何位で通過したのかはわからない。
だが、集団はすさまじいパワーで通過したことは間違いない。実際、2つの山岳を越えて来た時には集団はコンパクトになっていた。
最後の山岳でのデータ
クリス・フルームが集団の先頭に立ったのは、ラスト10.5km当たりだったと記憶していいる。
この時のデータは平均で366Wで登っている。下を向いて苦しそうに上がっているのが印象的だった。
だが、フルームは3番手で上がっている時にも、前の走者から車間が離れていた映像も見れたので、ここまでの時点で相当キツカッタのではないだろうか?
最後にキレる瞬間には、相当キツソウな顔をしていた。
1年前の事故から考えるとすさまじい回復具合だが、ツールでトップを走るライダーに復帰するには、まだ少し時間がかかるのではないだろうか。
練習のパワーデーターだけでなく、実際のレースでは駆け引きもあり、ペースのアップダウンもある。
クリテリウム・デュ・ドーフィネで、クリス・フルームはどんな走りを見せてくれるだろうか。楽しみに待っていたい。
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