INEOS Grenadiersがブエルタのメンバーを発表。
今回は、グランドツアーに初出場が4人。これは将来を見据えたチームの若返りの戦術も表していると思われる。
INEOS Grenadiersのブエルタメンバー
🗣️ “Our team for the Vuelta is a really exciting one.”
You can find out more about our #LaVuelta22 squad, which includes two Grand Tour winners and four riders making their three-week debuts:https://t.co/7EN8mkwtIk pic.twitter.com/tJ5CEDrKIL
— INEOS Grenadiers (@INEOSGrenadiers) August 15, 2022
81.リチャル・カラパス
82.ディラン・ファンバーレ
83.テイオ・ゲイガンハート
84.イーサン・ヘイター
85.ルーク・プラップ
86.カルロス・ロドリゲス
87.パヴェル・シヴァコフ
88.ベン・ターナー
スプリンターとしてイーサン・ヘイターが初出場しているが、彼はTTも速く中級山岳もこなせる。引退する、リッチー・ポートが出場するかと思っていたけど、若手主体となりましたね。
カラパスとディラン・ファンバーレは移籍という噂だけど、来年のメンバーはどうなる?
リチャル・カラパス
La ilusión de todo mi ser 😍
Ahora el rosa es nuestro color 😇🥳@INEOSGrenadiers 👊🏽 pic.twitter.com/quVHkgK0Sn
— Richard Carapaz M (@RichardCarapazM) May 21, 2022
リチャル・カラパスは、2022ジロ・デ・イタリア第20ステージでまさかの失速。
これは本人のみならず、見ていたファンの誰もが目を疑う光景だったに違いない。カラパスにとってたった一日のパットデイがこの日にぶつかってしまった。
いかにコンデションを一定に保っておくことが難しいかを思い知らせてくれたシーンだった。
カラパスは、ジロの後にはツール・ド・ポローニュを走ったが総合22位。総合優勝はチームメイトのイーサン・ヘイター。
意外に思ったのは、セルジオ・イギータが総合トップにたった第3ステージの登りゴール。
ヨナタン・ナルバエスにアシストされて、完璧なポジションにいたと思われたが、少し前にいるのが早過ぎたのか。
結局タイムは変わらないが、イーサン・ヘイターよりも遅く登っている。まだ、本調子になっているとは言えないのかもしない。
ブエルタ第10ステージの個人タイムトライヤルは30..9km。平坦なので、TT能力の差が出やすい。カラパスが総合優勝するためには、山岳で如何にタイムを稼ぐかだ。
2020年のブエルタのようにプリモッシュ・ログリッチに先着できるステージがあるのか注目に値する。
カルロス・ロドリゲス
Vuelta a Burgos ✅ Great performance of all the team, getting the GC with @PavelSivakov 🥇. Let’s go for La Vuelta 👊 pic.twitter.com/QC9zz9NHbr
— Carlos Rodríguez (@_rccarlos) August 6, 2022
カルロス・ロドリゲスは2020年にチームに入ってからメキメキと力をつけている。
初レースである2020UAEツアーでは、ケガからの復帰をしていたクリス・フルームと一緒にちぎれて登っていたことが遠い昔のようだ。
今年は、ついにプロ初勝利をイツリア・バスクカントリー第5ステージで上げた。
スペイン選手権ロードも独走で制覇している。
将来のエース候補としての歩みは確実で今シーズンのレース結果は
- ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ 総合3位
- ブエルタ・ア・アンダルシア 総合4位
- トロフェオ・ライグエーリア 5位
- ストラーデビアンケ 20位
- ボルタ・ア・カタルーニャ 総合15位
- イツリア・バスク・カントリー 第5ステージ優勝 総合26位
- ルート・ドクシタニー 総合2位 新人賞獲得
- スペイン選手権タイムトライヤル 4位
- スペイン選手権ロード 優勝
- ブエルタ・ア・ブルゴス 総合4位
直前のブエルタ・ア・ブルゴスでは総合優勝したパヴェル・シヴァコフを献身的にアシストして自らも総合4位となっている。
まだ、エース待遇でステージレースを走ったことはないが、他チームならば十二分にエースで通用する力を持っている。
今回グランドツアー初出場だが、将来はチームのグランドツアーのエース候補であるのは間違いないだろう。更に、TT能力を高めていく時間はたっぷりとある。
INEOS Grenadiersが総合優勝を争えるのかはわからないが、表彰台の一角を狙っているのは間違いないだろう。
どこまで、Jumbo-Visma、Quick-Step Alpha Vinyl Team、UAE Team Emiratesに対抗できるのか見ものだ。
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