2019世界選手権男子エリートロードの優勝候補であるマチュー・ファンデルプール。
シクロクロス・マウンテンバイク・ロードと全ての自転車競技で頂点を目指す男が乗るCanyon Aeroad CF SLX Disc 9.0 SLの紹介です。
Canyon Aeroad CF SLX Disc 9.0 SL
マチュー・ファンデルプールが所属するコレンドンサーカスは、CANYONのロードバイクを使っている。
今回の世界選手権でマチュー・ファンデルプールが選択したのは、軽量のアルティメットではなくて空力に重点を置いたCanyon Aeroad CF SLX Disc 9.0 SLに乗る。
軽さだけなら、UCIレースでは使えないけれども6kgのUltimate CF Evo DiscもCANYONは販売している。
今回、世界選手権で油圧ディスクブレーキを選択した彼の装備には興味がありますね。
一体型のエアロのハンドルには、Wahoo Elemnt Roamコが取り付けられる。
フロントギアは、53×39。電動Dura Ace仕様。
CANYONのサイトでは、SRAMがディスク仕様には選択されているが、マチュー・ファンデルプールは信頼のシマノで固めている。
リアカセットは、今回のコースに合わせて11-30のカセットを選択。
コンパクトならば、リアが26の構成と同じギア比ですね。登りでのギアの選択が重要になると考えて幅広いギア比を用意している。
今回、オランダのチームメイトであるバウケ・モレマとは対照的な選択となってますね。
なんとフロントシングルですからねえ~。
ディスクブレーキの選択
マチュー・ファンデルプールは世界選でもディスクブレーキの装備を選択。マウンテンバイクではディスクは当たり前なので、あまり違和感はないんでしょうね。
昨年優勝したアレハンドロ・バルベルデは、リムブレーキでCANYONのCF SLXに乗っており、これも対照的。
ファンデルプールは、シクロクロスでも油圧ブレーキを使用してるので自信を持っているのは不思議ではない。
マチュー・ファンデルプールはシマノのDura-Aceパワーメーターシステムを使用している。
ホイールは、シマノのチューブラーC24を選択しており、リムハイトは高くない。
繰り返される登坂に考慮して重量は低く抑えているのだろう。
ホイールには、25mm Continental Grand Prixチューブラータイヤがセットされている。
ヨークシャーでは、レース途中でも天候が変わり雨天になることも少なくない。予測出来ない天候に対してオールラウンドグリップのタイヤを選択することは理にかなっている。
パッド入りのSelle Italia SLRサドル。
Selle Italiaは、バーテープも提供。
シートポストは長い。184cmのマチュー・ファンデルプールは足も長いのだ。
エリートカスタムレースプラスのボトルケージ。
Mathieu van der PoelのCanyon Aeroad Discのフルバイク仕様
- フレームセット:キャニオンAeroadディスク
- フロントブレーキ: Shimano Dura-AceディスクR9170
- リアブレーキ: Shimano Dura-AceディスクR9170
- ブレーキ/シフトレバー: Shimano Dura-Ace Di2 R9170
- フロントディレイラー: Shimano Dura-Ace Di2 R9170
- リアディレイラー: Shimano Dura-Ace Di2 R9170
- カセット: Shimano Dura-Ace R9100 11-30
- チェーン: Shimano Dura-Ace HG901
- クランクセット: Shimano Dura-Ace R9100P 53/39
- ホイールセット: Shimano Dura-Ace R9100 C60チューブラー
- タイヤ: Vittoria Corsa Speedチューブラー
- ハンドルバー: Canyon Aeroad Integrated
- ステム: Canyon Aeroad Integrated
- ペダル: Shimano Dura-Ace R9100
- サドル: Selle Italia SLR
- シートポスト: Canyon Aeroad独自
- ボトルケージ: Elite Custom Race Plus
油圧ディスクでのぞむマチュー・ファンデルプールは、最後まで残れるでしょうか?
各チームが彼の消耗を狙っており、積極的な逃げが出来ることは間違いがない。
マチュー・ファンデルプールは、世界選の300キロ近い距離に対してレースの後にバイクペーサーで100km乗り込んでおり、調整は万全のはずだ。
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