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エガン・ベルナルの総合優勝はなくなったのか?

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Image by Gerd Altmann from Pixabay
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ツール・ド・フランス第13ステージは、ピュイ・マリーの頂上をダニエルフェリペ・マルチネスがレナード・ケムナを破って勝利。

熱い戦いの後ろで、更に熱い戦いがダデイ・ポガチャルのアタックによって始められていた。

ポガチャルのアタックに反応出来たのはプリモシュ・ログリッチのみ。エガン・ベルナルは力なく遅れてしまう。

エガン・ベルナルの総合優勝の可能性はなくなったのだろうか?

 

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不可解なイネオスの引き

tiz-cycling ストリーミングより

イネオスは、残り15km付近からメイン集団を引っ張った。一人ずつアシストを使い切って走る作戦だ。

最後に残ったリチャル・カラパスが発射したのはラスト8.6km。カラパスとしてはベルナルのアタックを期待したのかもしれない。

だが、この後力を使い果たしたリチャル・カラパスは後方に下がる。

エガン・ベルナルはこの時点で総合2位。逆転を狙う作戦でイネオスが引くのはわかるが、あまりにも早すぎる崩壊だった。

 

もう少し、ユンボ・ヴィズマに引かせてから交代してアシストを残すべきだったのではないか?

パヴェル・シヴァコフが復調してきたのならば、逃げに乗せずにアシストさせるべきだ。

リチャル・カラパスも温存しておけば、タデイ・ポガチャルのアタックで遅れた時にもカバー出来たはず。

ベルナルを丸裸にしては勝ち目はない。

 

ベルナルはベストを記録

 

ベルナルはゴール後のインタビューで

自分の数字を見ていて、最高の数字のいくつかを出していた。他の相手が強い場合、何もすることができません。何が起こるかわかりません。

現在のベストを出して、かなわないのならば、これがベルナルの限界の走りだったということになる。

プリモシュ・ログリッチとダディ・ボカチャルに対して39秒もの大差。背中の痛みとかは口にしてないので、ゴール後の突っ伏した様子を見ても全開だったことがわかる。

総合では59秒も遅れてしまう。

タイムトラヤルでログリッチに劣るベルナルは第20ステージの個人TTまでにログリッチェをリードしておかないといけない。

その為には、これから2分はタイムを縮めないといけないということだ。第15ステージには再び山頂ゴールが待っている。

ツール・ド・ラン最終日の山頂ゴールの時には、プリモシュ・ログリッチェがベルナルを置き去りにして勝利している。

 

再び、この展開となるとベルナルの勝ち目はない。しかも、今度はタデイ・ポガチャルもいる。ポガチャルは容赦なくアタックを繰り返す。

更に遅れることも考えられるが、果たしてどうなるのか?

イネオスの崩壊をツール・ド・レンと同じように見続けることになるのかもしれない。

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