このジロ・デ・イタリアですでにステージ3勝。初日からマリアローザを着用し、ポイント賞ジャージも着用。
疲れというものを知らないのか、マッズ・ピーダスンは第11ステージでもスタート直後からアタックを連発。逃げ集団に入り込み登りでは先頭を引き続けた。
さらに、最大2分48秒まで開いた逃げ集団を、残り36kmからマッズ・ピーダスンが先頭に立って追い始める。そして残り12kmまでにタイム差を57秒に縮めた。
ほぼ一人で2分もタイムを縮めたのだ。逃げていたロレンツォ・フォルトゥナートは「マッズが追い出したらフラットになる。どうにもならない。」とあきらめの言葉を発するほど。
逃げ集団の勝利もマッズ・ピーダスンがうち砕いた。結果的にジュリオ・チッコーネはステージ3位となりボーナスタイム4秒を獲得。総合順位も7位に一つあげている。
総合勢は無風のステージとなるところが、順位が変わるステージとなるとは思ってもみなかっただろう。
逃げ集団の夢を打ち砕く
🇩🇰 @Mads__Pedersen won’t receive any Christmas gifts from the riders in the breakaway.
💜 The Maglia Ciclamino is single-handedly bringing back the peloton on the 5-men group #GirodItalia pic.twitter.com/OSgOJTXjv4
— Giro d’Italia (@giroditalia) May 21, 2025
今日の戦術については?
自分の仕事をするだけ。 スポーツディレクターが乗れって言うなら乗るよ。 彼は私の上司であり、私に報酬を支払ってくれている。
こういう長い登りは恐ろしい。 自分のペースで登らなければならない。 だから前を走っているときは、自分の好きなペースで走れる。 他の選手が僕を追い抜きたいなら、そうさせるよ!
逃げ集団は総合トップのUAE Team Emirates – XRGにとっては脅威ではなかったはず。Lidl – Trekがレースコントロールをするべきだったのでしょうか?
最もタイムの良いロレンツォ・フォルトゥナートでも4分離れていた。UAE Team Emirates – XRGにとって、それは脅威ではなかった。 彼らの立場なら、我々も同じことをしただろう。
ここまでのジロに満足しているのだろうか?
決して満足はしていない。 チャンスがあれば、それを掴もうとする。 だから計画を立てて、明日も勝てるように頑張るよ。
マッズ・ピーダスンの勝利を狙えるステージは第12ステージでやってくる。ただ、これだけ引きまくっていたら疲れもあるはず。それでも勝利を狙えるポジションでゴールにいたら驚きだ。
キャリア絶頂期にあるマッズ・ピーダスンは誰にも止められない。
コメント
中盤の山岳からゴールにかけてでログリッチが丸裸同然にされていたのが気になります。
レッドブル大丈夫か?と心配になりました。
最後までプリモッシュ・ログリッチをアシストできたのはジュリオ・ペリツァーリだけでしたね。ダニエル・マルティネス、ヤン・トラトニクの調子が上がっていないので、全くサポートになっていない。
落車の影響もあるのかもしれません。