第10ステージの個人タイムトライヤルでスタートから4kmで落車したエガン・ベルナル。
この時の落車が本当にひどかった。しかし、第11ステージでは1級山岳サン・ベルグリーノでアタック。うまくいけば続けていたともいう。落車の影響はないようだ。
落車から立ち直る
完全に滑ってしまってコントロールを失っている。かなりの衝撃で路面に叩きつけられている。これではゴールタイムが悪くなるのも仕方ない。
タイムロスは本当に痛かったが、それよりも身体のほうが心配になる。だが、その心配はしなくてもよさそうだ。
エガン・ベルナルは残り94.6kmでアタック。ベルナルのアタックで集団が崩壊したのがよくわかる。Q36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコック、 INEOS Grenadiersのブランドン・リベラ、テイメン・アレンスマンも切れていくほど。
追従できたのは、フアン・アユソーとアイザック・デルトロだけだった。追走集団にいたジョナタン・カストロピエホが降りてきて、しばらく攻撃は続いた。このエガン・ベルナルの攻撃は計画されたものだった。
エガン・ベルナルのコメント
ステージ前、脚の調子が良ければサン・ペレグリーノの上りでアタックするつもりだった。 山頂まであと何キロもあることは分かっていたけれど、運試しをして他のGCライダーを試してみたかったんだ。 誰かが苦戦していたら、プッシュを続けていたかもしれない。
ステージのスタート時はあまり調子が良くなかったけれど、キロを追うごとに調子が良くなっていった。
リチャル・カラパスが勝ってくれて嬉しい。 彼はとても勇敢で、彼のアタックはとてもパワフルだった。
私は少し後方にいて、追い上げられると思っていたけど、結局、正しいアタックを逃してしまった。 このようなステージでは何が起こるかわからない。
山岳で挽回できるステージは後半にある。攻撃的なエガン・ベルナルの姿勢が続けばタイムアップも可能だ。単独で逃げだす場面を期待したいが、見られるだろうか。ただ、あれほどの大けがを負ってここまで戻ってきたことは称賛に値する。
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