Specializedは、S-Works Shiv TT Diskを2019年に新しくアップデート。
何人かのライダーが、Giro d’Italiaでテストしていたが、ツール・ド・フランスの第2ステージで公式デビューする。
カスパー・アスグリーン (Deceuninck-QuickStep )は、このS-Works Shivで走ってデンマーク国内タイムトライヤルで優勝。
そのアスグリーンの乗るS-Works Shiv TT Diskを紹介。
Specialized S-Works Shiv TT Disk
カスパー・アスグリーンの Shivは、背の高いライダーのために長いシートポストをつけている。
アスグリーンは身長192cm。75kgと大柄で手足も長い。
空力を得るということは、できるだけ低姿勢というだけではない。
アスグリーンは、安定したエアロポジションになるように、スペーサーをかませている。
通常よりも高いように感じられるが、これはアスグリーンが長身のため。タイムトライヤルのフォームをみると綺麗に身体が折りたたまれている。
Lovely little 9,5km leg opener today at @tds#5th #timetrial #prologue @deceuninck_qst
📸: @gettysport pic.twitter.com/2aYeXAMZDU— Kasper Asgreen (@k_asgreen) 2019年6月15日
足が長すぎ!
アスグリーンのDHバーはやや前上がりのセッティングになっている。
3Dで作成されたバットではないみたい。
Deceuninck-Quick-Stepは、SpecializedのRiding For Focusのディスクホイールを使用する。
最近は、ショートサドルをタイムトライヤルでは使う選手が多い中、アスグリーンは通常のサドルを使っている。
しかも、サドルはシートレールの後方にセットされている。
ツール・ド・フランスが始まる前日、クイックステップのライダーはブリュッセル郊外でトレーニング用のテールライトつけて走っていた。
ディスクホイールでタイヤを膨らませるのは簡単ではないが、このRovalホイールのやや広めの開口部ならば大丈夫そうだ。
CeramicSpeed UFOチェーンを使用。チェーンに白いワックス状の粉が見られる。
アスグリーンは、58-46チェーンリングコンボ。リアは11-28のカセット。
平坦基調のタイムトライヤルでは各選手フロントは58が多い。平均時速55キロを超えてくるのでこれくらいのギアが必要。
第2ステージを見ていると、トップで走っているライダーは見られなかったが、接写してくれる場面が少なかったので良く見えなかったですね。
チェーン処理の白い粉が多く残っているのが見える。
ディスクブレーキを装備。TTバイクでも主流になっていくんでしょうか?
タイヤ交換のわずかなタイムを気にするチームイネオスはリムブレーキを使い続けている。
アスグリーンは、レース前のトレーニング中では、Specialized Turbo Cottonタイムトライアルタイヤを使用していた。 700x26cでクリンチャー。
正面から見ても抵抗を受ける部分が限られている。
S-Works Shiの場合には、フレームの形状も変えて500gの軽量化もされているので、更に速く走れるでしょう。
ツール・ド・フランス第2ステージではチームイネオスとは僅差でした。
個人タイムトライヤルの走りも期待したい。
カスパー・アスグリーンはデンマークの国内タイムトライヤルチャンピンを獲得している。
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