各国のタイムトライヤルチャンピオンシップが開催されており、続々と国内チャンピオンが誕生している。
カスパー・アスグリーン( Deceuninck-QuickStep )は、デンマーク国内タイムトライヤルで優勝。
彼の初めてのツール・ド・フランス出場に自信を高めた。
カスパー・アスグリーン
Classy! Very classy 👏#tourdesuisse pic.twitter.com/LG6frAGRRn
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) 2019年6月17日
「ツール・ド・スイスでの9日間が、ツール・ド・フランスに選ばれる要因になったと思う。
今のコンディションはとてもいい。ツールを通じて継続してほしいと思っている」
と、アスグリーンは語っている。
2018年にQuick-Step Floorsでプロデビュー。 ブエルタ・ア・エスパーニャを134位で完走している。
タイムトライヤルが強く、World Championships-TTTのメンバーにも選ばれていて優勝を飾っている。
しかも、その時のメンバーが凄い。
エースばかりのメンバーの中にしっかりと入っている。
そして、今年になって素晴らしい走りを披露するようになった。
ロンド・ファン・フラーンデレンでの驚異的な2位の結果。このレースで石畳への対応を見せた。
ツアー・オブ・カリフォルニアでは、サウスレークタホへの山岳コースでワールドツアー初優勝を飾る。カリフォルニアではポイント賞ジャージも獲得。
スプリントにも、高い能力を見せている。
#AmgenTOC proved to be a great stepping-stone for @k_asgreen, who finished third on the GC and won the points classification after an exceptionally strong ride: https://t.co/rqkvPRIVwS
— Deceuninck-QuickStep (@deceuninck_qst) 2019年5月18日
Photo: @GettySport pic.twitter.com/f79tyWEMGX
彼はヨーロッパに戻り、ツール・ド・スイスでの開幕タイムトライアルで5位。第2ステージで4位となり、イエロージャージを獲得した。
第8ステージでは、19.2kmのタイムトライヤルで2位となっている。
こうしてみると、得意のタイムトライヤルに加えて、山岳も強く、石畳への対応も可能でスプリント能力も高い。これはもう、将来の総合候補となる可能性も十分あると思う。
今年のツール・ド・フランスでは、エリア・ヴィヴィアーニのアシストも十分に務まるだろう。
それに加えて、山岳でもジュリアン・アラフィリップやエンリク・マスの手助けも出来るに違いない。
デンマーク国内タイムトライヤル選手権優勝
Lovely little 9,5km leg opener today at @tds#5th #timetrial #prologue @deceuninck_qst
— Kasper Asgreen (@k_asgreen) 2019年6月15日
📸: @gettysport pic.twitter.com/2aYeXAMZDU
カスパー・アスグリーンは、これまでも国内タイムトラヤル選手権では良い走りを見せていた。
- 2016年 3位 29秒差
- 2017年 2位 13秒差
- 2018年 4位 58秒差
4回目のチャレンジで国内チャンピオンとなった。
「素晴らしい気分だ。とても誇りに思っている
過去3年間で、中々優勝できなかった。このジャージを初めてのツールに連れて行くことは本当に特別です」
とカスパー・アスグリーンは語っている。
アスグーンは、ディフェンディングチャンピオンのMartin Toft Madsen(BHS-Almeborg-Bornholm)よりも24秒、Johan Price-Pejtersen(ColoQuick)よりも45秒速い46分3秒で39.8kmのコースを走り切った。
アベレージは、51.857km/hだ。
「長い時間がかかったが、スイスのあとに好調を維持していた。
前半は追い風で、後半はフルガス(全力)で自分でペースを上げなければならなかった」
カスパー・アスグリーンがツールに選ばれたことで、ベテランのジルベールがツール選出から漏れた。
アスグリーンは是か非でもチームの選択は間違っていなかったと証明しなければいけない。
活躍を期待している。
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