ジョアン・アルメイダは、ツール・ド・スイス第1ステージで3分12秒も遅れてしまい総合優勝は無理だと思われていた。
しかし、最終ステージで圧倒的な個人タイムトライヤルのタイムをたたき出し、見事に総合優勝を飾った。最終的には総合2位のケヴィン・ヴォークリンに対して1分7秒ものリード。凄いことだ。
ジョアン・アルメイダは、このツール・ド・スイスで数々の偉業を達成している。
ステージ優勝の連続勝利
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まず今シーズンのジョアン・アルメイダの成績を見てみると
- ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ 総合2位
- ヴォルタ・アン・アルガルヴェ 総合2位
- パリ~ニース 第4ステージ優勝・総合6位
- イツリア・バスクカントリー 第4・6ステージ優勝・総合優勝
- ツール・ド・ロマンディ 総合優勝
- ツール・ド・スイス 第4・7・8ステージ優勝・総合優勝
9勝をあげており、史上初のハットトリックを達成している。つまりイツリア・バスクカントリー、ツール・ド・ロマンディ、ツール・ド・スイスを同一年で達成したライダーとなっている。
さら、ツール・ド・ロマンディとツール・ド・スイスを同一年に制覇した初の外国人ライダー。
また、ツール・ド・スイスでステージ3勝を挙げたのは、ルイ・コスタが2012・2013・2014年に達成して以来の快挙。
ここまで安定している総合系のライダーは中々いない。2024 ツール・ド・フランスではタデイ・ポガチャルをアシストしながら総合4位となった。
今年表彰台に食い込んだら、これも歴史的快挙となりそうだ。
また、ジョアン・アルメイダの勝利はチームの50勝目。同じ日にフィリッポ・バロンチーニもバロワーズ・ベルギーツアーで総合優勝している。
2024年はチームで81勝をあげ、最多勝85勝の更新も視野に入っていた。まだ、6月の時点で50勝というのは、最多勝更新が見えたと言っても良いのでは。
ジョアン・アルメイダは、ブエルタでもタデイ・ポガチャルが出場となるとアシストになりそう。総合優勝できるだけの力がありながらもったいないことだ。
2026年にはチームとの契約も切れる。その時には争奪戦となるのでは。
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