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ツール・ド・フランスに向けた怒りのトレーニングを報じられたレムコ・エヴェネプール

海外情報
UnsplashAnnie Sprattが撮影した写真
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クリテリウム・デュ・ドーフィネでレムコ・エヴェネプールは個人タイムトライヤルで一気に総合トップにたった。

 

だが、第5ステージのゴール前で落車。

 

その後は、アレルギーの影響もあり、山岳ステージで遅れていった。問題なのはレムコの症状もあるけれど、チームメイトの不在というのが大きかった。

 

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ツール・ド・フランスは苦戦が見えている?

 

現在Soudal – Quick Stepのツール・ド・フランスの暫定リストは

  • レムコ・エヴェネプール
  • ティム・メルリエ
  • ベルト・ファンレルベルフ
  • パスカル・エーンクホーン
  • ヴァランタン・パレパントル
  • マキシミリアン・シャフマン
  • マティア・カッタネオ
  • キャスパー・ピーダスン

ティム・メルリエがツール・ド・フランス初出場となるので、リードアウトのベルト・ファンレルベルフも出場となるはず。

2人は山岳では期待できない。さらに昨年ツール・ド・フランスでレムコをアシストして総合5位となったミケル・ランダもいない。

 

移籍で獲得したヴァランタン・パレパントルとマキシミリアン・シャフマンもクリテリウム・デュ・ドーフィネでは姿が見えなかった。

期待できるのはツール・ド・スイスで総合8位となったイラン・ファンワイルダーだけとなりそうだ。

クリテリウム・デュ・ドーフィネでは、レムコは自らボトルをサポートカーまで取りに行かないといけなかった。タデイ・ポガチャルも、ボトル運びをしているのを見かけたけれど、あっという間に先頭まで戻ってチームメイトに配っている。

さらに、ペースをあげろと言われてティム・ウェレンスは無理だと音を上げたほどだ。今シーズンのタデイ・ポガチャルは更なる進化によりレベルが上がっているのは間違いない。

レムコのファミリーと密接な関係を持つ元プロのディルク・デ・ウルフは、ドーフィネが終わって以来、レムコの父親と連絡を取り合っている。

それによると、レムコは自分自身にも激怒しており、孤立していると。さらにチーム体制にも不満をいだいているようだ。

ディルク・デ・ウルフがこれについてコメントしている。

「もし私がレムコだったら、集団からさっさと逃げだすだろう。悪いけど、ジロ・デ・イタリアのサイモン・イェーツのようなレース、待つ、待つ、待つはレムコにはできない。 彼はアタックしなければならない。」

 

無理に総合順位を狙わなくてもステージハンターとして勝利を目指すほうが良いと。例えば、一気に崩れて総合が狙えなくなった2023 ブエルタ・ア・エスパーニャのような展開だ。

 

たった一日バットデイを過ごしたけれど、翌日から連日の逃げを披露し、ステージ2勝をあげている。総合を狙って遅れていくよりも、自分自身の納得いく走りをしたほうが良いかもしれない。

コメント

  1. ソルト より:

    自分もレムコはステージ優勝狙いに絞って、チームはメルリエのアシストを揃えるべきだと思います。
    レムコでは3週間のポガチャルに勝てないし、UAEとクイックステップのチーム力の差はそれ以上に大きい。ポガチャルにトラブルが起きなければ勝算は限りなくゼロに近いです。
    だけどステージ優勝狙いに絞ればメルリエ3勝レムコ2勝の合計5勝、あるいはそれ以上の勝利を挙げてクイックステップはツール・ド・フランスの主役の一つになれると思います。

    • ちゃん より:

      ですねえ~。タデイ・ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴーについていってじり貧となればクリテリウム・デュ・ドーフィネの二の舞になりそう。

      アレルギーがあるので3週間ベストで乗り切るのも難しいのかもしれませんね。2023 ブエルタのような走りをしてくれると、見ているこちらも楽しいのですけどね。

      言われる通り5勝すればクラシックチームだったウルフパックにとって大成功のグランツールとなりますね。

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