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タデイ・ポガチャルがスロベニアのエースだったら世界選手権も勝っていたかも

海外情報
Image by photosforyou from Pixabay
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2020世界選手権はジュリアン・アラフィリップがチーマ・ガッリステルナの登りから17キロを逃げて勝利した。

だが、この1周前に同じことをツールを制覇したタデイ・ポガチャルがやっていた。ラスト42kmからの逃げ。

これはスロベニアのエースであるプリモシュ・ログリッチを助けるためのアタックだった。

だが、エースがタデイ・ポガチャルだったらどうだっただろうか?

 

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最大26秒まで開く

タデイ・ポガチャルのアタックの場面

 

タデイ・ポガチャルはアタックをかける8km前には、サーキットでバイクチェンジをしている。最後尾から先頭まで上がってきて、きつい登りでアタックをかけた。

誰も追いすがることのできない走りで頂上までに8秒のタイムギャップを開く。すぐに捕まるかと思ったが、タデイ・ポガチャルは驚異的な走りを見せる。

下りではベルギー勢が全開で追って6秒までタイム差を縮めた。タデイ・ポガチャルも一度後ろを振り返り、視界の中に集団の先頭を見ているがあきらめない。

再び、タイム差をあけてサーキットまで戻ってきた。

 

ラスト1周の時点で後続に26秒の差をつけている。恐るべきパワー。ツール・ド・フランスの疲れを全く感じさせない走りだ。

だが、タデイ・ポガチャルはマッツォラーノ(距離2.8km・平均勾配5.9%・最大勾配13%)の登りで、トム・デュムランに追いつかれてしまう。

そして、危ない二人の逃げは後続集団が見逃してはくれない。実に、タデイ・ポガチャルはラスト42kmから21kmも一人で逃げ続けたことになる。

 

平地でも攻撃

マッツォラーノから下っても、登りに入るまでの位置取り争いでタデイ・ポガチャルは再度アタックをかける。

数人が先行する形となったが、後ろを見てエースのプリモシュ・ログリッチがいないことでタデイ・ポガチャルは足を止めてしまう。

もし、仮に最初からスロベニアのエースをタデイ・ポガチャルとしていれば、ポガチャルのアタックは最終周回に繰り出されていただろう。

最後のチーマ・ガッリステルナの登りでアタックをかけていれば、追いつく足を持っているライダーは限られていたはずだ。

結果は変わっていたかもしれない。

 

それにしても、タデイ・ポガチャルの回復力は驚異的。今後は残り3レース。

  • 9.30 フレッシュ・ワロンヌ
  • 10.4 リエージュ~バストーニュ~リエージュ
  • 10.18 ツール・デ・フランドル

フレッシュ・ワロンヌでは世界チャンピオンとなったジュリアン・アラフィリップと対決することになる。UAEチームも良いメンバーなので面白い戦いとなるだろう。

 

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