トム・デュムランが4か月のレース休養から復帰することはご存じの通り。
トム・デュムランは高い期待とプロサイクリストとしての存在に苦しんでいた。
レース復帰にあたって、トム・デュムランが記者会見で復帰のきっかけになったことを語っている。
困難な時期を振り返る
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まず、デュムランは苦しかった時期について振り返る。
近年、自分が好きなものと欲しいものを徐々に失っている。また考えられないほどの多くのことが起こった。
トップアスリートとしての生活は全速力で進んでいる。それは肉体的に悪くて疲れるようになるような方法で圧迫し始めた。
私はもううまく乗れず、自転車でほとんど楽しんでなかった。それがどこから来たのかわからなかった。だから1月末にしばらく立ち止まることにした。
休息期間は彼にとって良かったと言う。人間、立ち止まってゆっくりすることも必要だ。
私は最初にたくさん休んだ。犬と一緒にたくさん歩いたり、庭を掘ったり、友達や知人とたくさん歩いたりした。
そして、必ずしも解決策を見つけることを目的としてではなく、多くの話をしたんだ。
最初の期間は全くバイクに触れていなかったが、数週間後には再び気分が良くなり、徐々に好きになった。乗れば乗るほどにね。
自転車に乗ることの楽しみを思い出したということだろう。
きっかけ
アムステルゴールドレースへの彼の予告なしの訪問は、最終的に決定的な要因となる。
ここでは、レース前にチームメイトと話をしたり、沿道で観戦。そして、このレースではチームメイトのワウト・ファンアールトがトム・ピドコックを破って勝利する。
これについてトム・デュムランは
アムステルゴールドレースで再び走りたいと感じ始めた。そこでは、プロロードレースがとてもクールな世界であることを再発見した。走っている彼らはカッコよかった。
アムステルの数日後、チームのGMと話をして、オリンピックがまだ私の心の奥底にあることを打ち明けた。
トム・デュムランは、オランダのナショナルコーチとも話をしている。すでに、メンバー選択の時期が近づいていることがわかった。
ドアはまだ開いているが、セレクションは近づいている。それが本気になるきっかけとなった。
そして、すぐに決断した。これをやりたい。私は今でも自転車に乗るのが好きで、一生懸命走っているし、オリンピックは5年前から心の奥底にある夢だった。
この3つのことが、私を復帰へと向かわせた。
つまり、自転車が好きだということ、アムステルゴールドでプロサイクリングの魅力を再認識、オリンピック出場という夢、これらが復帰の要因となっている。
トム・デュムランのレーススケジュールは
- 6月6~13日 ツール・ド・スイス
- 6月16日 オランダ選手権タイムトライヤル
- 6月20日 オランダ選手権ロードレース
- 7月24日 オリンピックロードレース
- 7月28日 オリンピックタイムトライヤル
オリンピックのTTでは別に8位になっても楽しい時間を過ごせたらいい。もっと頑張るだろうとも言う。
ただ、オリンピック以降のレースについては言及していない。
オリンピック以外は、炎が激しく燃えるとは思えないからだ。まずは、予定のレースを走ってからトム・デュムラン自身がどう感じるかによるだろう。
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