イネオスのゲラント・トーマスは移籍の噂があったけど、チームと2年契約を結んだ。
そして、プロ16年目のシーズンをヴォルタ・アン・アルガルヴェで開始。
ゲラント・トーマスは、新しい契約、新しいコーチ、新しいモチベーションで2022年を迎えるにあたり、まだ競争力があることを示す準備ができているという。
だが、チームからの期待は少なくなっており、チームはレースに勝つことを期待していないと告白している。
若者が支配
Nearly time to dust the race jersey off and get going for 2022 then. My 16th year as a pro and I’m as motivated as ever. Let’s see what this year has in store for me and the boys 👌 pic.twitter.com/MmFEFwYXw9
— Geraint Thomas (@GeraintThomas86) February 15, 2022
エガン・ベルナルがケガをしてしまい、ゲラント・トーマスがツールでチームを率いることになるかもしれないが、ツールに対して以下のように語る。
サイクリング界では、今、誰もが若い選手について話している。
30代はおろか、30代半ばにもなれば、もう過去の人だよ。だから、人々が間違っていることを証明するのは常に素晴らしいことだ。
僕は現実的なんだ。永遠にレースを続けることはできないんだ。
これからの2年、3年、それが何年であれ、最大限に活用して、きちんと取り組みたいんだ。
たとえ何も勝てなくても、楽しんで、いい時間を過ごせればそれでいい。
この2、3年は、X、Y、Zをやらなければいけないと考えるようなことはしていない。そして、これまでやってきたことに感謝すること。
トーマスの、この冬のトレーニングは理想的なものではなかった。
昨夏のツール・ド・フランスでのクラッシュは肩の手術につながり、オフシーズンが3週間延長された。
そしてクリスマスにはコロナに感染している。
2年を有効に
Ready to rumble with our sprinter for the day @ethan_hayter. Let’s get the 2022 show on the road 👌🏁 #VAlgarve2022 pic.twitter.com/meAvE5K9l1
— Geraint Thomas (@GeraintThomas86) February 16, 2022
トーマスは今シーズン、例年のように1つのグランツールをターゲットにするのではなく、様々なレースで競争力を発揮することを望んでいる。
4月に3つのアルデンヌクラシックに出場し、その後いくつかの短いステージレース、そして夏にはツール・ド・フランスとコモンウェルスゲームに出場する予定だ。
2020年のジロ・デ・イタリア、昨夏のツール・ド・フランスと東京オリンピックでの転倒に見舞われた過去2シーズンのことを聞かれれば、トーマスが落ち込むのも無理はないだろう。
しかし、彼は今、前だけを向いている。
超がつくほど残念だ。でも同時に、僕はこのことをくよくよ考える人間じゃない。2週間経てば、集中力を高め、他の目標を見つけ、前向きに考えようと思う。
そうでなければ、ただ不機嫌な老人になるだけだ。
昨年は、ツールまでは本当に良いシーズンだったと思っている。ツールで起こったことは残念なことで、オリンピックは本当にひどく作られたケーキの上のアイシングだった。
前に進み、前進し続けなければならない。そうでなければ、良い場所にはいられないだろう。
ゲラント・トーマスは、ツール後に母国のコモンウェルスゲームに出場したいと思っている。
2006年以来3回目の出場だから、久しぶりのことだ。
ロードでは2回目の優勝や、タイムトライヤルも狙う。今季のトーマスは、期待こそ少ないが、モチベーションはこれまでと同様に高い。
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