2022ブエルタ・ア・アンダルシア第2ステージ　城の石畳の登りを制したライダーは?

第1ステージで大金星をあげたSport Vlaanderen – Baloiseのルーン・ヘレゴッツは23歳の医学生。

月曜日にはテストを受けていたそうだ。逃げはステージの前にチームメイトと決めたらしい。

今日は山岳なのでリーダージャージをキープすることは出来ないけど、すでにチームと自分は成功しているので良いと。

 

第2ステージ   ルチドーナ～アルカララレアル150.6 km

 

2日は獲得標高が3,000mにもなる厳しいコース。最後はアルカララレアルの町の城に上がるコース。

ラスト1,000mは10%を越える勾配に加えて石畳となっている。昨年はイーサン・ヘイターが見事に単独で駆け上がったコースだ。

ここでは総合勢の足が試されることになる。

 

1. 3級山岳  アルトラパリラ 10.4km・3.7%
2. 2級山岳　プエルトシエラクリスティーナ 6.9km・5.2%
3. スプリントポイント　アルメディニリャ
4. 3級山岳　プエルトサルトデルカバロ 4.0km・4.6%
5. スプリントポイント　ラペドリザ
6. 3級山岳　アルトデラスグラヘラス 8.1km・3.6%
7. 3級山岳　プエルトデルカスティージョ 5.7km・4.6%
8. 1級山岳　アルカララレアル   3.4km・6.3%

 

5人の逃げ

第1ステージで逃げ切ったメンバーが最前列に。

 

いつものようにテープカットしてスタート。

 

リアルスタートからペースが上がる。

 

最初は3人の逃げ。

1. 87 カミル・マウェッキ( Lotto Soudal)
2. 156 ゴッツォン・マルティン(Euskaltel – Euskadi)
3. 176 パーラ・ホセ・フェリックス(Equipo Kern Pharma)

 

2人が集団からアタックしてジョイン。5人の逃げが完成。

1. 87 カミル・マウェッキ( Lotto Soudal)
2. 137 ジョン・バレンテクスア(Caja Rural – Seguros RGA)
3. 156 ゴッツォン・マルティン(Euskaltel – Euskadi)
4. 176 パーラ・ホセ・フェリックス(Equipo Kern Pharma)
5. 206 ディエゴ・パブロ・セビーリャ(EOLO-Kometa)

なお、Israel Start-Up Nationのマイケル・ウッズは胃腸炎でDNS。ガイ・ニーブが落車でリタイヤしているので、チームは5人で戦うしかない。

 

残り46.4kmでタイム差は2分33秒。

 

リーダーのルーン・ヘレゴッツは集団前方で走る。

 

Sport Vlaanderen – Baloiseがレースコントロール。

 

逃げには、唯一ワールドチームのカミル・マウェッキ( Lotto Soudal)が乗っている。2021年にTeam CCCから移籍したライダーだ。

 

集団先頭は、UAEからBORAのチェザーレ・べネッティが引く。

 

集団前方は Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxが固めてペースを上げる。

すでにタイム差は1分36秒まで縮まった。今日は逃げにプレゼントはない。

 

3級山岳　アルトデラスグラヘラス 8.1km・3.6%

集団は右カーブで大きく落車。後方が足を止めている。3人が落車。

1.  BASTIAENS Ayco (Alpecin-Fenix)
2.  NAVARRO Daniel (Burgos-BH)
3.  ROPERO Alejandro (EOLO-Kometa)

 

残り25kmまだきた。すでにタイム差は43秒に。

 

頂上に向けてペースが上がる。

 

逃げから脱落したディエゴ・パブロ・セビーリャ(EOLO-Kometa)がまず集団に吸収される。

 

集団と39秒差で3級山岳を越える。

1. 137 ジョン・バレンテクスア(Caja Rural – Seguros RGA)　3ポイント
2. 156 ゴッツォン・マルティン(Euskaltel – Euskadi)　2ポイント
3. 176 パーラ・ホセ・フェリックス(Equipo Kern Pharma)　1ポイント

 

下りでイネオスが先頭に出てきた。誰でゴールを狙うのかな。

 

3級山岳　プエルトデルカスティージョ 5.7km・4.6%

先頭から、ジョン・バレンテクスア(Caja Rural – Seguros RGA)がアタック!

 

ただ、タイム差は11秒しかない。

 

逃げていたメンバーにも集団が迫る。

 

二人が最後まで抵抗。しかし、残り10kmで捕まってしまう。

 

集団はまだ大きい。最後の登りで勝負となりそうだが、位置取りが大切になる。

 

3級山岳を大集団で越える。

 

ラスト5kmを越えた。

 

1級山岳　アルカララレアル   3.4km・6.3%

イネオスが先頭を固めた。あと2.5kmだ。

 

リーダーはすでに切れている。

 

これはラスト勝負だ。

 

まずはワウト・プールスがアタック!

 

それをアレッサンドロ・コーヴィが抜いていく。一気に差をつけた。

 

後ろからミゲルアンヘル・ロペスが追ってくる。

 

アレッサンドロ・コーヴィはスピードが落ちない!

 

わずかにリードしてアレッサンドロ・コーヴィが先頭だ!

後ろから、イバン・ソーサが迫る。

 

城の中の石畳に入ってきた。

 

後ろからスーパーマン、ロペスが追い込む!

 

だが、アレッサンドロ・コーヴィがそのままゴールだ～!

素晴らしいアタックからの持続力だった。昨日も集団の頭を取っており調子が良い。

コース的には、去年よりもゴールの位置が、かなり近かった。昨年はもっと城の頂上近くまで上がっていたのだけど。

アレッサンドロ・コーヴィは、ブエルタ・シクリスタ・ムルシア・コスタ・カリカにつづいて、今シーズン2勝目。明日からはリーダージャージだ。

 

 

リザルト

第2ステージ　リザルト

アレッサンドロ・コーヴィのコメント

最後の1キロで、ワウト・プールスの攻撃を追跡した。そして、彼が少し減速していることに気づいたとき、私は自分のチャンスを見た。

現在、体調は良好だ。去年の冬、一生懸命働き、なんとか体重を減らすことができた。今、持っている良い足を最大限に活用してサイクリングを楽​​しんでいる。

エキサイティングな黄色いジャージを持っている。指導的立場を守るのは難しいだろうが、これからも頑張って日々見ていきたい。

 

総合

ポイント賞

山岳賞