Team Arkéa Samsicのナイロ・キンタナがチームを離れることを自身のインスタグラムで発表した。
ただ、ナイロ・キンタナは8月16日にチームと3年契約を結んだばかり。
契約破棄なのかと思われたが、Team Arkéa SamsicのGMエマニュエル・ヒューバートは、口頭で約束していただけだったと述べている。
ナイロ・キンタナのツール・ド・フランスの2 回の血液分析 (7月8日と13日) で、トラマドールが検出されたのが8月17日のこと。
まあ、次の日なのだから正式には契約を結んでいなかったということだろう。
移籍するチームがあるのか?
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ナイロ・キンタナはインスタグラムで以下のように述べている。
この3年間、Team Arkéa Samsicに感謝したい。浮き沈みはあったけど、私の経験と知識のすべてを素晴らしいチームに提供することができた。さらに、チームがワールドツアーに参加するためのポイントを獲得することができた。
私はCAS(スポーツ仲裁裁判所)に控訴し、弁護士団と一緒に仕事を続けている。私は正直な人間なので、楽観的です。
これからもライダーとしての自分を見せていきたいと思う。
ナイロ・キンタナの毛髪のサンプルは4か月間調べられる。結果は、まだ先となりそうだ。UCIは声明で、これが彼の最初の違反であったため、シーズンの残りの間レースを続けることを許可している。
そのため、ナイロ・キンタナは、世界選手権には出場して66位でゴール。
しかし、WADAも2024年からトラマドールを禁止薬物に指定する。
一方、UCIは2019年3月1日からトラマドールを禁止薬物に指定している。このUCI医療規則違反は、ライダーの出場停止にはならないが、印象は良くない。
他のチームがすぐに契約を発表するのはちょっと考えにくい。以前の噂ではMovistar Team、UAE Team Emiratesが名前に上がっていたけど、どうだろう。
あとはナイロ・キンタナのUCI獲得ポイントだ。
- 2022年 985ポイント (ツール総合6位の400ポイントが引かれている)
- 2021年 827ポイント
- 2020年 865ポイント
毎年コンスタントに獲得。Team Arkéa Samsicに大きく貢献したのは間違いない。チームは大きな損失だけど、イメージというものがあるのでスポンサーのことを考えると仕方ないのかも。
32歳で2022ツール総合6位。今シーズンも4勝しているクライマーを欲しいチームは沢山ある。だが、控訴の結果が出るまでは移籍も決まらないと考えるのが妥当だろう。
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