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ナイロ・キンタナが陽性反応を示したトラマドールは、2024年からWADAのドーピングリストに掲載される

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ナイロ・キンタナはツール・ド・フランスの2 回の血液分析 (7月8日と13日) で、トラマドールが検出されために、ブエルタを辞退。

 

この時点では、WADA(世界ドーピング防止機構)では、トラマドールは禁止薬物にはなっていない。

だが、WADAは、2024年からトラマドールを禁止品目に指定することを明らかにした。

UCIは2019年3月1日からトラマドールを禁止薬物に指定している。このUCI医療規則違反は、ライダーの出場停止にはならない。

ただ、ナイロ・キンタナの2022ツール・ド・フランス総合6位の結果は除外されている。

 

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2024年から禁止薬物に指定

サンファーマ社製の「tramadol Hydrochloride」 Image credit: George Frey

 

世界反ドーピング機関WADAも2024年から禁止品目として検討することが、執行委員会の後で発表された。

WADAはプレスリリースで、鎮痛剤にはパフォーマンスを向上させる効果があることが研究で明らかになったと発表。

WADAは、トラマドールには依存性があると付け加えている。さらに、吐き気やめまいを催し、転倒することもあると。

「WADAの監視プログラムでは、トラマドールがスポーツで著しく使用されていることが示されています」とプレスリリースにある。

元イングランドサッカーのゴールキーパー、クリス・カークランドは7月、背中の怪我を治療するためにオピオイドを使用した後、トラマドールへの中毒と乱用により自殺に追い込まれたと語っている。

実際に自殺まで追いこまれている事実があるというのだから禁止となって当然だろう。

 

2023年ではなく、2024年から

また、世界アンチドーピング機構は、2024年までトラマドールが禁止物質リストに掲載されない理由を説明している。

「導入が遅れたことで、広くコミュニケーションと教育を行うための余分な1年間を提供する必要があります。こうすることで、なぜトラマドールの使用が競技会で禁止されるのか、より理解することができます。」

 

 

なお、ナイロ・キンタナだけど、スポーツ仲裁裁判所は9月1日にキンタナの控訴を登録したが、コロンビアでの公聴会の日程はまだ公表されていない。

ナイロ・キンタナは8月29日にもアンドラで走っていることが確認されている。この時には、オートバイレーサーのアレックス・エスパルガロと一緒に走っている。

今シーズン走ることはもうないでしょうけど、これからどうなるのか気になりますね。

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